今回は、口語表現でよく使う「give it a shot」と「have/take a shot at」の使い方を例文で解説していきます。
これらのフレーズで共通して使われているのが名詞の「shot」です。まずはこの言葉の意味から確認していきましょう。
名詞の「shot」の意味
①発射、射撃
②試み、挑戦
名詞のshotは、他にいろいろな意味がありますが、代表的な意味がこの2つになります。
今回、学習するフレーズの「give it a shot」と「have/take a shot at」で使われているshotは、②「試み、挑戦」という意味になります。
①の意味の「射撃」は的を狙って撃つ行為ですが、的に当たるかどうかは撃ってみないと分からない。それでも、とにかく試してみる、結果は分からないけど挑戦してみる、そんなニュアンスから②「試み、挑戦」といった意味が理解できると思います。
それでは、「give it a shot」と「have/take a shot at」の使い方を例文で確認していきましょう。
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「give it a shot」の使い方
Give it a shot.
やってみなよ。
この例文のように、そのままフレーズで相手に「試してみなよ」と軽く促す言い方になります。命令文ですがキツイ言い方ではありません。カジュアルでくだけた口語表現になります。
このように名詞のshotを使ったフレーズは、結果は分からないけど「とにかくやってみなよ。」「とにかく試してみなよ。」というニュアンスあります。
同じような意味で「give it a try.(試してみなよ。)」と言うこともあります。もっと簡単に「Try it.(試してみなよ。)」と言うこともよくあります。
I’ll give it a shot.
やってみるよ。
この例文は、自分が何かをやってみる時に使う定番フレーズです。このフレーズも同様に、結果がどうなるか分からないけど「とにかくやってみるよ。」というニュアンスがあります。
相手に勧める「Give it a shot.(やってみなよ。)」と、自分がやってみる「I’ll give it a shot.(やってみるよ。)」は、とてもよく使うフレーズなので合わせて覚えておきましょう。
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「have/take a shot at~」の使い方
「have a shot at~」と「take a shot at~」は、どちらも「~をやってみる」という意味になります。
使い方のポイントは、前置詞のatの後に具体的にやってみる対象がきます。前置詞の後には名詞または名詞相当語句(名詞と同じ働きをする語句)がくるのが基本です。
I’ll have a shot at repairing my bicycle.
とにかく自転車を修理してみることにします。
この例文では、前置詞のatの後ろに動名詞のrepairingが使われています。このように具体的にやってみる対象がある場合は、前置詞のatを使います。
Let’s take a shot at it.
とにかくそれをやってみよう。
この例文のように「take a shot at~」でも使い方は同じです。前置詞のatの後ろに名詞または名詞相当語句がきます。とても簡単なフレーズなので、丸ごと覚えておくと役に立つと思います。
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