今回は、「もはや~ない」という意味になる「no longer~」の使い方を例文で解説していきます。
使い方のポイントは、no longerを置く位置です。no longerが動詞を修飾しているのか、形容詞を修飾しているのかによって、使う位置が異なります。
まずは「no longer~」の意味を確認した後に、具体的な使い方を簡単な例文で解説していきます。
「no longer~」の意味
「no longer~」・・・「もはや~ない」
longは「長い」という意味の形容詞で、物理的に「物が長い」という意味もありますが、時間や行為などが「長期に渡って」続くイメージもあります。その比較級のlongerは「より長く」続くイメージです。
そのイメージをnoで否定しているno longerは、何らかの時間や行為がこれ以上長く続くことはないというニュアンスになるので、「もはや~ない」という意味になるのです。
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「no longer~」の使い方
<no longerを置く位置>
・ 一般動詞の前
・ be動詞の後ろ
no longerは、副詞と同じ働きをする言葉なので、使い方も他の副詞とよく似てます。
副詞は、名詞以外を修飾する働きがあります。副詞は、主に動詞または形容詞を修飾しますが、何を修飾するかによって副詞を置く位置が異なります。
ですから、no longerの使い方も、動詞を修飾するか、形容詞を修飾するかで、使う位置に違いがあるのです。それでは具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
We no longer have time.
私たちにはもはや時間がありません。
この例文では、no longerが動詞のhave(持つ)を修飾して「もはや持っていない」という意味で使われています。
このようにno longerが動詞を修飾する場合は、修飾する「動詞の前」の位置にno longerを置くことが多いです。
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He is no longer young.
彼はもはや若くはない。
この例文では、no longerが形容詞のyoung(若い)を修飾して「もはや若くはない」という意味で使われています。
このようにno longerが形容詞を修飾する場合は、修飾する「形容詞の前」「be動詞の後ろ」の位置にno longerを置くと自然な表現になります。どちらかというと「be動詞の後ろ」にno longerを置くと覚えていた方が広く対応できると思います。
「no longer~」の言い換え
I no longer love him.
私はもう彼を愛していません。
I don’t love him any longer.
私はもう彼を愛していません。
I don’t love him any more.
私はもう彼を愛していません。
「no longer~」は、「not~any longer」または「not~any more」で言い換えることができます。
「any longer」と「any more」は、どちらも副詞と同じ働きをする言葉です。これらの言葉はnotを伴い文末の位置に置かれることが多いです。
「no longer~」は、「もはや~ない」という意味の訳し方が広く知られていますが、実際に英語で会話してみると、話す内容にもよりますが、「I no longer love him.(私はもう彼を愛していません。)」このくらいの日本語訳の方が自然に感じます。
no longerは、長い間続いていた時間や行為が途絶えるというニュアンスがあるのでドラマティックな印象が多少はあると思いますが、「もはや」と訳すほどでもないように思えます。実際の会話では「もう~ない」または「これ以上~ない」このくらいのニュアンスだと思います。
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