「may have 過去分詞」と「might have 過去分詞」は、どちらも「~したかもしれない」という意味なります。助動詞 + 完了形のかたちになります。
これらは「過去」の出来事を「現在」になって「~したかもしれない」思うところが使い方のポイントです。
また、助動詞のmayとmightの違いについては、それほど大きな違いがなく、あまり神経質に考える必要はないのですが、それぞれのニュアンスの違いについても合わせて解説していきます。
「may have 過去分詞」の意味と使い方
I may have said so.
私はそう言ったかもしれません。
助動詞のmayは「~かもしれない」という現在の気持ちを表していますが、完了形のhave+過去分詞は「~した」という過去についての内容です。
つまり、may have 過去分詞は「~したかもしれない」という意味になります。過去の出来事に対して今になって「~かもしれない」と思っている状態です。
例文では、過去に自分が言った事に対して、今の私が「そう言ったかもしれない」と思っている状態を表しています。過去の出来事についての今の気持ちを表しているということがポイントです。
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<例文>
She may have been sick.
(彼女は病気だったのかもしれない。)
I may have left my phone in the train.
(私は電車に携帯電話を置き忘れたかもしれない。)
I may have eaten too much.
(私は食べ過ぎたかもしれない。)
「may have 過去分詞」と「might have 過去分詞」の違い
I might have said so.
私はそう言ったかもしれません。
実は「may have 過去分詞」と「might have 過去分詞」の意味は、ほぼ一緒で「~したかもしれない」という意味になります。それでも、全く同じではなくニュアンスの違いがあります。
「may have 過去分詞」と同様に「might have 過去分詞」も、過去に起きた出来事について今になって思うということが使い方のポイントです。mightはmayの過去形でもありますが、助動詞の場合は「~かもしれない」という現在の気持ちを表しています。
「may have 過去分詞」と「might have 過去分詞」の違いを説明する前に、まずはmayとmightの違いについて理解する必要があります。
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mightはmayの過去形とされていますが、助動詞のmightは現在のことを表す時でも使います。他にもよく使う助動詞に「can could」や「will would」などがありますが、いずれも同様のことが言えます。
たとえば、Could you give me some advice?(アドバイスをいただけませんか?)Would you give me some advice?(アドバイスをいただけませんか?)アドバイスをいただきたいのは今です。過去ではありません。
助動詞は過去形を使った場合はより丁寧な表現になるという特徴があります。canをcouldに置き換えるとより丁寧になり、willをwouldに置き換えた時もより丁寧になります。
それでは、mayをmightに置き換えた場合はどうなのか?実はそれほど大きな違いはありません。なぜならmay自体がすでに丁寧な言い方だからです。
それでも、mayよりもmightの方がさらに丁寧な表現のため、控えめな主張で「~かもしれない」という可能性が低い印象を相手に与えます。「may have 過去分詞」と「might have 過去分詞」の場合もmightを使った時の方が、より丁寧で可能性が低い表現になります。
そもそも「~かもしれない」と言っている場面は、自分の推測であったり記憶が曖昧な状態なので、日常会話の中ではより可能性が低く丁寧な印象のmightを使うことが多いように思えます。ただしmayを使っても間違いではありません。
mayよりもmightの方が「~かもしれない」という可能性が若干低いですが、いずれにせよ推測の範囲で曖昧な状態を表す助動詞なんで、その違いは微々たるものです。
<例文>
Lucy’s train might have been delayed.
(ルーシーの電車が遅れているのかもしれない。)
That might have been true.
(それは本当だったかもしれない。)
She might have been waiting in the station.
(彼女は駅で待っていたかもしれない。)
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