今回は、「…enough to~」の使い方を例文で解説していきます。「…enough to~」は、「~するのに十分…だ」という意味の熟語です。これを「とても…なので〜」という意味のso that構文で書き換えることができます。
日常会話で「…enough to~」と「so…that~」は、どちらもよく使う表現なので、それぞれの使い方をしっかり覚えておきましょう。
「…enough to~」の意味と使い方
Tom is rich enough to buy the car.
トムはその車を買うのに十分なほどお金持ちです。
すでに述べていますが、「…enough to~」は「~するのに十分…だ」という意味になります。基本のかたちは、「形容詞 + enough to + 動詞の原形」になります。
この例文では、基本のかたちの「形容詞 + enough to + 動詞の原形」の形容詞の部分に「お金持ちの」「裕福な」という意味のrichが使われていて、動詞の原形の部分に「買う」という意味のbuyが使われています。
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初めに、Tom is rich(トムはお金持ちです)と述べてから、どのくらいお金持ちなのかを、enough to buy the car(その車を買うのに十分なほど)と説明を加えています。
つまり、enough to以降の文のenough to buy the car(その車を買うのに十分なほど)は、enough toの前にある形容詞のrich(お金持ち)を修飾する使い方になります。
「…enough to~」と「so…that~」の書き換え
Tom is rich enough to buy the car.
(トムはその車を買うのに十分なほどお金持ちです。)
Tom is so rich that he can buy the car.
トムはとてもお金持ちなので、その車を買うことができます。
「so…that~」は、「とても…なので〜」という意味の構文です。「…enough to~」は「so…that~」で書き換えることができます。訳し方は少し違いますが、似たような意味になります。
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so that構文の例文は、接続詞のthatで区切られた前後の2つの文で構成されています。まず初めに、Tom is so rich(トムはとてもお金持ち)と言ってから、that節以降のhe can buy the car(彼/トムはその車を買うことができる)と詳しく説明しています。使い方のポイントは、that節以降の文が、「主語(S)」+「動詞(V)」と続く英語の基本の語順になることです。
「…enough to~」と「so…as to~」の書き換え
Tom is rich enough to buy the car.
(トムはその車を買うのに十分なほどお金持ちです。)
Tom is so rich as to buy the car.
トムはその車を買うほどお金持ちです。
「so…as to~」は、「~するほど…」という意味の構文です。「…enough to~」と「so…as to~」の書き換えも可能です。
この表現はやや硬い言い回しになるので、日常会話ではあまり使わない言い方ですが、フォーマルな表現として覚えておいても良いと思います。高校英語のテストで時々出題されることもあります。
「so…as to~」という表現は、so as構文やas as構文のような比較表現に、to不定詞が加わったかたちと考えると分かりやすいのではないでしょうか。
so as構文のasと、as as構文の2つ目のasは、「~ほど」という意味の接続詞です。(ちなみに1つ目のasは「同じくらい」という意味の副詞)このことが分かっていれば、例文のas to buy the car(その車を買うほど)という意味の使い方になるのが理解できると思います。
例文は、Tom is so rich(トムはとてもお金持ち)という文と、to buy the car(その車を買う)という2つの文を、接続詞のas(~ほど)で繋げただけなのです。
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