「have/had been ing」完了進行形の意味と使い方!「have+過去分詞」との違いや訳し方を例文で解説!

今回は、「現在完了進行形(have been ~ing)」「過去完了進行形(had been ~ing)」「未来完了進行形(will have been ~ing)」の3つの完了進行形の意味と使い方について例文で解説していきます。

「現在完了進行形」の使い方は、「現在完了形(have+過去分詞)」との違いを比較しながら学習すると分かりやすいです。それぞれの訳し方のポイントも確認していきましょう。

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「現在完了形」と「現在完了進行形」の違い

「現在完了形」・・・状態の継続
「現在完了進行形」・・・動作の継続

簡単に言うと以上の内容が、「現在完了形」と「現在完了進行形」の違いです。

「現在完了形」と「現在完了進行形」の時制は、どちらも過去から現在に至るまで継続して、今も続いていることを表します。しかし、その継続している内容が「状態」を表しているのか、それとも「動作」を表しているのかに違いがあるのです。

それでは、「現在完了形」と「現在完了進行形」の使い方の違いを、例文を使ってさらに詳しく確認していきましょう。

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現在完了形「have + 過去分詞」の使い方

I have worked for the company for five years.
 
私はその会社で5年間勤務しています。

現在完了形は、「have + 過去分詞」の形になり、「状態の継続」を表します。例文では、その会社で働き出してから5年が経ち、今もその会社の社員ですという意味になります。

状態の継続ですから、会社に所属している状態が継続しているだけで、5年間休まず働き続けているわけではありません。当然ですが、仕事が終われば家に帰るし、仕事のない休日には仕事をしません。

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現在完了進行形「have been ~ing」の使い方

I have been working for the company for five hours.
 
私はその会社で5時間ずっと働き続けています。

現在完了進行形は、「have been ~ing」の形になり、「動作の継続」を表します。例文では、その会社で「working(働いている)」という動作を5時間休まずにずっと継続して、今もまだ働き続けているという意味になります。

この例文を「I have been working for the company for 5 hours.(私は会社で5時間働いています。)」と訳しても間違いではありません。むしろこの訳し方の方が自然なのですが、現在完了形との違いを分かりやすくするために、動作の継続を表して「ずっと働き続けています」という訳し方になっています。

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過去完了進行形「had been ~ing」の使い方

When I got to the cafe, they had been talking for two hours.
 
私がカフェに着いた時、彼らは2時間も話し続けていました。

過去完了進行形の使い方は、「had been ~ing」が基本の形になります。過去のある時点から過去のある時点に行った「動作の継続」を表します。

例文では、私がカフェに着いたのは過去の出来事です。それよりも2時間前からずっと継続して彼らは話していたという意味になります。このように過去から過去に継続していた動作を過去完了進行形で表すことができます。

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未来完了進行形「will have been ~ing」の使い方

By five we will have been playing soccer for more than two hours.
 
5時になると、私たちは2時間以上もサッカーをやり続けていることになる。

未来完了進行形の使い方は、「will have been ~ing」が基本の形になります。未来完了進行形は、未来のある時点までに行う「動作の継続」を表します。そして、未来のある時点以降もさらに継続するニュアンスを含んでいます。

この例文の「By five(5時までに)」は、未来のことを言っています。私たちはサッカーをやり続けて、未来の時刻の5時になると、もう2時間以上もサッカーを続けていることになるという内容になっています。そして、その後もさらに続くだろうとニュアンスが含まれています。

今回の記事で解説した「現在完了進行形」「過去完了進行形」「未来完了進行形」の3つ完了進行形は、いずれも「動作の継続」を表しているところが使い方のポイントです。

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