make/have/letの意味と使い方の違い!使役動詞の使い分けを例文で解説!
今回は、使役動詞の使い方についてです。
そもそも「使役(しえき)」という言葉の意味は、他人に何か(仕事など)をさせることを言います。
その状況に応じて、相手に「強引にやらせる」こともあれば、「遠慮がちにお願いする」こともあったり、「自由にやっていいいよ」と相手を許すこともあります。
これらの違いを英語では、make、have、letなどで使い分けているのです。
使役動詞『make』の意味と使い方
He made me clean the garden.
彼は私に庭の掃除をさせた。
使役動詞としてのmakeは「~させる」という意味で、相手に対してちょっと上から目線な強制的なニュアンスを含んだ使い方です。
使役動詞の使い方のポイントは、「使役動詞 + 人 + 動詞の原形」になることです。
例文では、made(使役動詞)me(人)clean(動詞の原形)という並びになっています。
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例文の内容は、彼は私に対して強制的に庭の掃除をさせたというニュアンスになります。
makeは「作る」という意味から、何かに働きかけて、たとえ強引にでも作り出すというイメージがあります。
これが物に対してであれば、上から目線も下から目線もないのですが、人に対して使う使役動詞のmakeは、「~させる」という強制的な意味合いになるです。
使役動詞『have』の意味と使い方
I had my Spanish friend cook paella.
私はスペイン人の友達にパエリアを料理してもらった。
使役動詞としてのhaveは「~してもらう」という意味で、相手に何かを依頼する時によく使われます。
強制的に相手に何かをさせる上から目線のmakeと違い、使役動詞のhaveの場合は、相手に対して対等もしくは少し遠慮している感じです。
例文では、スペイン人の友達に本場のパエリアを作ってもらったという状況です。
依頼をする相手は友達なので、自分と対等の関係なので、makeではなくhaveを使いましょう。
haveは「持つ」という意味から「状況を持つ」「状況を確保する」というニュアンスがあります。
使役動詞のhaveの場合も「使役動詞 + 人 + 動詞の原形」の形になるのが基本の使い方です。
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使役動詞『let』の意味と使い方
My parents let me study abroad in America.
両親が私がアメリカ留学することを許してくれた。
まずは例文で使われるるのは過去形のletです。letは過去形も同様にletの形のまま。
使役動詞としてのletは、「~することを許す」という意味で使われます。
強制的に相手に何かをさせるmake、やや遠慮がちにお願いするhave、これらの使役動詞とは違い、letは相手のすることを許してあがる、自由にさせてあげるという感じです。
相手が何かをしたいという気持ちを尊重して、それを妨げないように好きなようにさせてあげるというニュアンスになります。
使役動詞のletの場合も「使役動詞 + 人 + 動詞の原形」の形になるのが基本の使い方です。
歌の歌詞などでLet it be.「あるがままに」というフレーズがありますが、この場合のitは物を表しているのではなくて、人の状況を表しています。
人生いろいろあるけど「あるがままでいきましょう」という人の状況です。Let it go.のitも同様に人の状況を表しています。
つまり、この場合も「使役動詞 + 人 + 動詞の原形」の形になるわけです。
letは許可を意味するので、Let me~で「~させて」という言い方になります。
たとえば、Let me have a bite.で「一口ちょうだい。」という意味になります。
make/have/letの意味と使い方の違い!使役動詞の使い分けを例文で解説!
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