形容詞の「busy」を使って「~するのに忙しい」と言いたい場合は、「busy」の後にto不定詞ではなく、動詞のing形を使います。「busy」の直後には動詞のing形を伴うことが多いのですが、英語表現の中には「too busy to ~」のように、to不定詞を使った英熟語もあります。このような例外的な表現は中学英語のテストで出題されることが多いので、しっかり覚えておきましょう。
「busy」の後は「~ing」と「to不定詞」のどっち?
「busy ~ing(~するのに忙しい)」のように、「busy」の後にはto不定詞ではなく、動詞のing形を使うことが多いです。なぜなら、何かをするのに忙しいと言いたい時は、現在忙しいのか、または過去に忙しかったのかのいずれかの場合が多いからです。to不定詞はこれから起こるでだろう未来のことを表しますが、動詞のing形は現在や過去のことを表すので、「busy ~ing(~するのに忙しい)」という表現になるわけです。
I’m busy studying.
私は勉強で忙しいです。
たとえば、この例文のように今は勉強で忙しいと言いたい時は、「busy」の後に動詞のing形の「studying」を使います。「× I’m busy to study.」は間違いです。
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過去に忙しかったと言いたい時でも、動詞のing形を使って「I was busy studying.(私は勉強で忙しかった。)」と表します。過去から現在までずっと勉強で忙しかったという現在完了形の英文でも動詞のing形を使って「I have been busy studying.(私は勉強で忙しかった。)」このように表します。
ただし、1つだけ例外があります。それが「busy」の後にto不定詞を伴う「too busy to ~」という表現です。次では、「too busy to ~」の意味と使い方を簡単な例文で確認していきましょう。
「too busy to ~」の意味と使い方
中学3年生になると、中学2年生で習ったto不定詞の使い方を応用して「too~to…(あまりに~なので…できない)」という構文を学習します。
「too busy to ~(あまりに忙しいので~できない)」は、いわゆる「too to」構文の「too 形容詞(または副詞) to 不定詞」の形容詞の部分に「busy」を使った英熟語です。
すでに述べていますが、「busy」の後には動詞のing形を使うことが多いので、「too busy to ~」のようにto不定詞を伴う例外的な表現は、中学英語のテストでよく出題されます。
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I’m too busy to go shopping.
私は忙し過ぎて買い物に行けません。
「too to」構文は、「not」や[no」などの否定を表す単語を使っていないにもかかわらず、to不定詞以降が否定的な内容を表すのがポイントです。
この例文では、前半の「I’m too busy」で忙し過ぎる現状を表し、後半の「to go shopping」は買い物に行けないという否定的な意味になります。
ここまでは中学生の学習者向けに解説してきましたが、学習に余裕のある大人の学習者は、次のような表現も有り得ることを知っておくと、さらに英語の理解が深まります。
I’m too busy studying to go shopping.
私は勉強で忙しくて買い物に行けません。
この例文は、「too to」構文でありながら、「busy」の後に動詞のing形が使われています。この表現は特別な言い回しではなく、通常の日常会話で有り得る表現です。具体的に何をやっていて忙し過ぎると言いたい時は、この例文のように動詞のing形とto不定詞の両方を使う場合があるということも覚えておきましょう。
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