「indicate」は、大学入試レベルの必須単語ですが、見慣れない英単語はなかなか覚えるのが難しいものです。indicateは「示す,表す」という意味で「show」とほぼ同じ使い方をします。そこで今回は、誰もが知っている単語のshowと、indicateのニュアンスの違いを例文で比較することで、それぞれの使い方を分かりやすく解説していきます。
「indicate」の意味
「指し示す,示す,表す,指摘する」
indicateは、「示す」という意味の動詞です。「指し示す」という意味では句動詞の「point out」とほぼ同じ意味で使われます。「表す」という意味では動詞の「show」とほぼ同じ意味で使われます。
indicateはフォーマルな印象がある言葉なので、指や矢印などでものを「指し示す」と言いたい時は、動詞のpointを使う方が一般的です。
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showは、人にものを「見せる」という意味で最も一般的な動詞です。目の前にものを見せて「示す,表す」という意味で使うことができるので、indicateとほぼ同じような使い方をすることがあります。因みにindicateは、フォーマルな印象がある言葉ですが、showはフォーマルな場面でもカジュアルな場面でも両方で使うことができます。
「indicate」と「show」の使い方の違い
例文①:The numbers indicate that sales are growing.
数字は売上が伸びていることを示しています。
例文②:The numbers show that sales are growing.
数字は売上が伸びていることを示しています。
結論から言うと、indicateを使った例文①と、showを使った例文②は、ほぼ同じ意味になります。indicateは、対象を指し示すこと、「暗示」または「指摘する」という意味合いがある言葉です。indicateを使った例文①では、数字の変動を指し示すことで、売り上げが伸びていることを指摘しています。この数字が変動しているのは売上が伸びている「しるし」というニュアンスになります。
一方、showは、「示す,表す」という意味で、広く使われる一般的な言葉です。ですから、showを使った例文②は、単に数字の変動を見せて売上が伸びていることを「表示する」という意味合いになります。この数字を見れば売上が伸びていることが「一目瞭然」ですというニュアンスになります。
indicateとshowの細かい違いを言えば、以上のような内容になりますが、例文①と例文②に関しては結局言いたいことはほぼ同じです。
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indicateは例文①のように、「indicate that S V」の形で使うことが多いので、この使い方をしっかり覚えておきましょう。まず最初に「The numbers indicate(数字が示している)」と言ってから、何を示しているのかという具体的な内容はthat節の後に、S(主語)V(動詞)の順に置いて説明を加えていきます。例文①ではthat節の後に数字が示している具体的な内容の「sales are growing(売上が伸びている)」と言って説明を加えています。
例文③:This graph shows that sales are growing.
このグラフは売上が伸びていることを示しています。
例文③は、右肩上がりのグラフを目の前に見せて売上が伸びていることを示しているので、indicateよりもshowを使った方が適していると言えます。
showは「示す,表す」という意味で、indicateよりも一般的な言葉なので、幅広い場面で使うことができます。さらにshowはカジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使うことができるので、どちらを使うか迷った時はshowを使った方が無難です。
ただし、indicateは日常的に全く使わないというわけではありません。ややフォーマルな印象があるindicateですが、文章表現などで見かけることがあるので、これを機会にしっかり覚えておきましょう。
point outの使い方については以前に書いた記事があるので、合わせてご覧ください。大人の学習者向けに書いた記事ですが、簡単な例文を使った基礎的な内容になっています。
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