今回は「happen to do」の意味と使い方について例文で解説していきます。この言葉は「偶然~する」や「たまたま~する」と訳すことができますが、状況によっては、この訳し方では不自然に感じることがあります。
特に疑問文で「happen to do」を使った場合は「たまたま~する」と訳してしまうと違和感があります。「Do you happen to know~?」の使い方も合わせて覚えておきましょう。
「happen to do」の意味
「偶然~する」(予期していないことに使う)
happenは「起こる」という意味の動詞で、何の前触れもなく偶発的に何かが生じるというニュアンスがあります。「happen to do」は、happenの後にto+動詞の原形を置くことで、「偶然~する」「たまたま~する」という意味になります。
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「happen to do」は、「偶然~する」「たまたま~する」と訳すことができますが、日本人の「偶然~」や「たまたま~」を表す感覚よりも、もっと幅広い意味で「happen to do」を使うことがあります。「happen to do」の使い方のポイントは「予期していない物事に対して使う」ということです。
それでは、「happen to do」の具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
「happen to do」の使い方
I happened to meet her at the station yesterday.
私は昨日たまたま駅で彼女に会った。
この例文では、私は彼女に「偶然」会ったということを表すために「happen to do」が使われています。happen toの後ろには動詞の原形がくるのが使い方の基本です。例文では「meet(会う)」という動詞の原形が使われています。
この例文は、彼女に「たまたま会った」「偶然会った」と訳すことができるので、違和感はないと思いますが、次の例文を「たまたま~」「偶然~」と訳すと少し違和感があります。
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I happened to meet good people.
私は良い人々に巡り会えた。
「happen to do」は、予期していないことが起こるという意味で幅広く使う言葉です。この例文は、予期していなかったけど、私は良い人々に会うことができたというニュアンスが含まれています。この例文を、たまたま良い人々に会えたと訳してしまうと、あまり会いたくなかったみたいで、少し違和感があるように思えます。
「Do you happen to know~?」と「Do you know~?」の違い
Do you happen to know her?
ひょっとして彼女を知っていますか?
「Do you happen to know~?」は、「ひょっとして~を知っていますか?」「~を知ってたりしないかな?」という意味で、相手に控えめに尋ねる表現です。
「happen to do」は、予期していないことに対して使う表現なので、「Do you happen to know~?」は、相手が知っていることを予期していないという意味合いの疑問文になります。たぶん相手は知らないのではないかということが前提で、相手に尋ねているニュアンスの聞き方になります。
ですから、直接的に相手に尋ねる「Do you know her?(彼女を知っていますか?)」とは、相手に与える印象が違います。どちらが良い聞き方というわけではありませんが、「知らないかもしてないけど、知ってたりしませんか?」と尋ねる「Do you happen to know~?」と、「知ってますか?」と直接的に尋ねる「Do you know~?」というニュアンスの違いがあります。
「Do you happen to know~?」の場合も、「たまたま~」や「偶然~」という訳し方をしてしまうと、違和感があるので注意しましょう。
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