関係代名詞whose(人・物)の意味と使い方!whom/whoとの違いや使い分けを例文で解説!

関係代名詞は、使い方が難しいというイメージがあり、どうしても苦手意識がある方も多いと思います。なかでも「whose」は、「人」にも「物」にも使える関係代名詞ということで、とても分かりにくい。

今回の記事では、そんなややこしい関係代名詞「whose」の意味と使い方を、簡単な例文でしっかり確認していこうという内容です。

さらには、同じように「人」に使う関係代名詞の「who」「whose」「whom」の違いと使い分けについても解説していきます。

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「人 whose ~」の意味と使い方

I have a friend whose father is a famous writer.
 
私には、父親が有名な作家だという友人がいます。

この例文は、「I have a friend(私は友達がいます)」と「whose father is a famous writer(誰の父親が有名な作家)」の2つの英文から成り立っています。

誰の父親が有名な作家かと言うと、それは私の友達の父親ですという意味になります。つまり、whose father is a famous novelist(誰の父親が有名な作家)は、先行詞のfriend(友達)にかかっているわけです。

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関係代名詞でwhoseを使う時は、例文のwhose fatherのように「whose + 名詞」をひとつのかたまりとして考えると分かりやすい。

whose father(誰の父親)が、先行詞のfriend(友達)にかかって「友達の父親」という意味になるという考え方です。

関係代名詞のwhoseは、先行詞が「人」だけではなく「物」にも使えます。次では、「物 whose ~」の使い方を簡単な例文で確認していきましょう。

関係代名詞-whose-人-物-意味-使い方-whom-who-違い-使い分け-例文-画像1

「物 whose ~」の意味と使い方

There is a house whose roof is red.
 
屋根が赤い家があります。

この例文も、「There is a house(家があります)」と「whose roof is red(どの屋根が赤い)」の2つの英文から成り立っています。

whose roof is red(どの屋根が赤い)が、先行詞のhouse(家)にかかって、「屋根が赤い家」という意味になります。この場合も、whose roofのように「whose + 名詞」をひとつのかたまりとして捉えることがポイントになります。

ただし、whoseを「誰の」という意味で訳していると理解しにくい。基本的にwhoseは、「~の…」のように所有を表す代名詞です。日本語で考えると「物」が「物」を所有するというのは変に思うかもしれませんが、英語の場合は、たとえ先行詞が「人」ではなく「物」であっても、house whose roof「家の屋根」のように所有格として使うことができるのです。

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「who」「whose」「whom」の違いと使い分け

「who(誰が,誰は)」・・・she,heなど、主格の代わりに使う
「whose(誰の)」・・・her,hisなど、所有格の代わりに使う
「whom(誰を,誰に)」・・・her,himなど、目的格の代わりに使う(※日常会話ではほとんど使わない。)

関係代名詞の「who」「whose」「whom」は、以上のような違いがあります。「主格」「所有格」「目的格」のどの言葉の代わりに使うかによって、それぞれの関係代名詞を使い分ける必要があります。それでは、具体的な使い方の違いを例文で確認していきましょう。

関係代名詞-whose-人-物-意味-使い方-whom-who-違い-使い分け-例文-画像2

I know a boy who can play the guitar.
 
私はギターを弾くことができる少年を知っています。

この例文は、「I know a boy.(私は少年を知っています。)」と「He can play the guitar.(彼はギターを弾くことができます。)」の2つの英文から成り立っています。

a boy(少年)とHe(彼)は同一人物です。関係代名詞のwhoは、主格のHeの代わりに使われています。そして、関係代名詞のwhoの使い方は、a boyのように先行詞が「人」の場合のみに使用します。

I met a girl whose mother is a painter.
 
私は、母親が画家だという少女に会った。

この例文は、「I met a girl.(私は少女に会った。)」と「Her mother is a painter.(彼女の母親は画家です。)」の2つの英文から成り立っています。

関係代名詞のwhoseは、所有格のHerの代わりに使われています。whoseは所有格なので、「whose + 名詞」のように所有している名詞までをひとつのかたまりで考えていると分かりやすい。whose motherで誰の母親なのかというと、I met a girlで私が会った少女の母親という繋がりです。

She is a woman (whom) I saw at the station yesterday.
 
彼女は昨日私が駅で見た女性です。

この例文は、「She is a woman.(彼女は女性です。)」と「I saw a woman at the station yesterday.(私は駅で女性を見た。)」の2つの英文から成り立っています。

I saw a woman at the station yesterdayに使われている目的格の「a woman(女性を)」の代わりに関係代名詞のwhomが使われています。

She is a woman I saw at the station yesterday.のように、関係代名詞のwhomは省略することができます。

ここではwhomの使い方が分かりやすいように日常的な簡単な例文で学習してきましたが、実は、whomはちょっと古い表現で、今は使用頻度が下がっています。ですから、日常会話でwhomを使うと違和感があります。

例文の内容を日常会話で言う場合は、代わりにwhoを使って表現したり、whomを省略して話すことが多いです。

それでもwhomを全く使わないというわけではなくて、フォーマルなスピーチやフォーマルな文章などで、今でもwhomを使うことがあります。

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英単語を覚える時は、「読む」「書く」「話す」の3ステップを繰り返すことが大切です。1度覚えた英単語を忘れてしまった場合は、この3ステップを繰り返して、もう1度「思い出す」ことで脳に記憶が定着していきます。

たとえば、動詞の「recommend [rèkəménd](勧める)」を覚えたい場合は次の通りです。

1.「読む」
「recommend」の正しい発音を発音記号やGoogle翻訳の音声機能などを使って確認してから、声に出して「recommend」を読んでみる。

2.「書く」
「recommend」のスペルと意味を覚えるまで書く。

3.「話す」
具体的なシチュエーションを想定して、「recommend」を使った英文を作り、独り言でも良いので話してみる。

たとえば、友人の行きつけの飲食店に連れて行ってもらった時に、おすすすめのメニューを聞くというシチュエーションを想定して、「What do you recommend?(あなたのおすすめは何ですか?)」という英文を作って話してみる。

そして、動詞の「recommend [rèkəménd](勧める)」を名詞の「recommendation [rèkəməndéɪʃən](推奨)」に変えたら、どのような英文になるのかを考えてみる。答えは「What’s your recommendation?(あなたのおすすめは何ですか?)」になります。

これで、動詞の「recommend」と名詞の「recommendation」の2つの英単語が覚えられたと思います。

しかし、大抵は数日経てば忘れてしまうものです。そこで諦めないで、再び「読む」「書く」「話す」の3ステップを繰り返すことが大切です。忘れてしまった英単語を「思い出す」ことで脳に記憶が定着していきます。

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