今回は「Excuse me.」の使い方について解説していきます。「Excuse me.」は会話でよく使われるフレーズですが、使う状況によって意味が異なります。そのため、相手に「Excuse me.」と言われた時の返事の仕方もシチュエーションによって違います。
また、「Excuse me.」とよく似たフレーズに「I’m sorry.」がありますが、それぞれがもつニュアンスに違いがあります。まずは、「Excuse me.」と「I’m sorry.」の使い方を比較しながら、それぞれの意味を確認していきましょう。
「Excuse me.」と「I’m sorry.」の意味の違い
「Excuse me.(すみません)」・・・自分に大きな非はない(軽く許してください)
「I’m sorry.(ごめんなさい)」・・・自分に非がある(深い謝罪)
「I’m sorry.(気の毒に思う)」・・・相手に同情する
簡単に言うと、以上が「Excuse me.」と「I’m sorry.」の意味の違いになります。たとえば、たくさんの人で混雑した駅のホームで、誤って他の人と肩がぶつかってしまったとします。このような場合は「Excuse me.(すみません)」を使うことが一般的です。周りにたくさんの人がいる状況なので、少しくらい肩がぶつかってしまうことは、やむを得ないことです。自分には大きな非はないので軽く許してくださいという意味で「Excuse me.(すみません)」を使います。
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一方、「I’m sorry.(ごめんなさい)」は、深い謝罪を意味するフレーズです。たとえば、混雑した駅のホームで他の人の足を踏んでしまって、相手が痛がっているとします。このような場合は「I’m sorry.(ごめんなさい)」を使うことが一般的です。
その他にも、「I’m sorry.(気の毒に思う)」という意味もあります。たとえば、友人の親が他界して落ち込んでいる相手に対して、気の毒に思う気持ちを伝えて同情する場面で使います。たとえば、「I’m sorry to hear that.(それはお気の毒な話です。)」このように使います。
「Excuse me.」は、自分に大きな非がない場面で使われ、軽く許してくださいという意味で使われ、「I’m sorry.」は、自分に非があり、深い謝罪を伝える場面で使うという違いがあります。ただし、自分の非を認めるか認めないかは、個人の性格によるところもあるので、深く謝罪すべき場面で「I’m sorry.」を言わない人もいます。
「Excuse me.」は、状況によって意味が異なります。次では、「Excuse me.」の使い方と、相手に「Excuse me.」と言われた時の返事について解説していきます。
「Excuse me.」の使い方・返事
「Excuse me.」はシチュエーションによって様々な使い方がありますが、なかでも頻度の高い使い方と、それに対しての返事の仕方を例文で解説しています。
「失礼します」
Aさん:Excuse me, can I get through?
すみません、通らせてください。
Bさん:Sure.
いいですよ。
この例文は、進む先に人がいて通れないという場面で「Excuse me.」を使っています。Aさんが「すみません、通らせてください」と言ったことに対して、Bさんは「Sure.(いいですよ。)」と返事しています。この場合は「No problem.(いいですよ。問題ないですよ。)」と返事しても良いです。
また、自分が気付かずに通り道を塞いでいた場合は、自分も「Excuse me.(すみません)」と言って、こちらこそすみませんと返事しても良いです。状況によって自分に非があるように思えたら「Oh, Sorry.(あ、すみません。)」と言っても良いでしょう。
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Excuse me, I’ll be right back.
すみません、すぐに戻ります。
この例文では、何か用事があってここから離れるという場面で「Excuse me.」が使われています。
たとえば、相手と食事中にトイレに行きたくなった場合、あるいは突然、電話が鳴って通話するために退席する前などに「ちょっと、失礼します。」と言う場合に「Excuse me.」を使います。
「失礼しました」
Achoo! Excuse me.
ハクション!(くしゃみ)すみません。
くしゃみやゲップなどの音で周りの人に迷惑をかけてしまった後に「失礼しました」という意味合いで「Excuse me.」を使うことがあります。英語圏では、くしゃみをした人に対して、「Bless you.(お大事に。)」と返事することがありますが、このフレーズをみんなが必ず言うわけではありません。くしゃみくらいだったら、周りの人は何も言わずにいることが多いです。
「失礼しました」という意味の使い方は、その他に例を挙げると、人混みで誤って相手に肩をぶつけてしまった場合も「Excuse me.すみません。)」と言うことができます。その返事は「No problem.(いいですよ。問題ないですよ。)」「It’s okay.(いいんだよ。)」と寛容に答えてもいいですし、自分も「Excuse me.すみません。)」と言って、こちらこそすみませんと言っても良いでしょう。怒りの気持ちを含む返事は「Hey!(おい!)」「What are you doing?(何すんだよ!)」など、いろいろありますが、状況をよく考えて、このような言葉は使わないほうが大人の対応と言えます。
「あの…すみません」
Aさん:Excuse me, you dropped something.
すみません、何か落としましたよ。
Bさん:Yes? Oh, Thank you.
はい? おぉ、ありがとうございます。
見知らぬ人に「あの…すみません」と話しかける時に「Excuse me.」を使うことがあります。知らない人に道を尋ねる場面や、お店で店員さんに話しかける時などに「Excuse me.(あの…すみません)」と言います。
例文では、AさんがBさんの落し物に気付き「すみません、何か落としましたよ」と声をかけるという使い方です。Bさんは知らない人から突然話しかけられているので、大抵の場合はまずは「Yes?(はい?何ですか?)」という返事になります。丁寧に「Yes please?(はい?何でしょうか?)」と返事しても良いでしょう。
「もう一度お願いします」
Excuse me?
すみません、もう一度お願いします。
聞き取れなかった言葉や、相手が言っている内容が分からなかった時など、「すみません、もう一度言ってもらえませんか?」という意味で「Excuse me?」を使うことがあります。「Excuse me?」の語尾を上げて聞き返す使い方になります。
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