今回は、英語で「実際は」という意味になる「in fact」と「actually」の使い方について例文で解説していきます。
どちらも日常会話でよく使う表現なので、使い方をしっかり覚えておきましょう。
「in fact」と「actually」の違いはあるの?
①「実際は」「実際のところ」「それどころか」
(前文の内容に、さらに詳しい情報を加える。)
②「実際は」「実は」
(前文の内容とは違うことを言う。)
in fact-①②
actually-②
結論から言うと、in factとactuallyの意味はほとんど同じで、状況によっていろいろな使い方ができますが、主に以上のような2つの使い方をします。
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in factは、①と②の意味で使い、actuallyは②の意味で使うことが多い。actuallyは前文の内容と異なる内容を言いたい時や、前文の訂正を述べる場合に使う傾向があります。ただし、これらの使い分けは感覚的なものなので個人差があります。
英語学習を始めたばかりの方は、in factの意味を、②の意味しかないと思っている場合が多いので、①の意味のように、前文の内容にさらに情報を加える使い方もあることをしっかり覚えておきましょう。
それでは、in factとactuallyの具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
「in fact」の使い方
He is a very good actor. In fact, he has won an Academy Award for Best Actor.
彼はとてもいい俳優です。実際に彼はアカデミー主演男優賞を受賞しています。
この例文は、前文の内容にさらに詳しい情報を加える、①の意味の使い方をしています。彼はとてもいい俳優で、アカデミー賞にも輝いているという内容なので、前の文と次の文の内容が異なるわけではありません。このようにin factには、前の文の内容を、次の文で発展させるような使い方があります。
factは「事実」という意味の名詞です。ですから、in factの次に続く文には事実が述べられています。この例文では、前の文にさらに詳しい内容の事実を付け加えているのです。
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He looks strong, but in fact he is a coward.
彼は強そうに見えますが、実際は臆病者です。
この例文では、前の文と次の文が反対の内容になる、②の意味の使い方をしています。
例文では、最初に彼が強そうな外見をしていると言ってから、in factを挟んで、実は内面は弱く臆病な性格だと言っています。この使い方でも、in factの後に事実を述べるという点では変わりはありません。
「actually」の使い方
He looks strong, but he is actually a coward.
彼は強そうに見えますが、実際は臆病者です。
in factとactuallyは、ほぼ同じ意味になるので、例文のように言い換えることもできます。ただし、使う位置に違いがあります。
in factは、「文頭(次の文の最初)」で使うことが多いです。一方、actuallyは「文頭」「文中(一般動詞の前、またはbe動詞の後ろ)」「文末」のどこでもよく使います。
たとえば、「He looks strong, but he is a coward, actually.(彼は強そうに見えますが、臆病者です。実際はね。)」このように文末に使うこともできます。
すでに述べていますが、actuallyは、前の文と次の文が異なる内容になる、②の意味で使うことが多いです。
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