今回は、代名詞の「one(ones)」の使い方について例文で解説していきます。
同じ代名詞で、使い方を間違いやすい「it」との違いについても確認していきましょう。
「one(ones)」の意味
「one(ones)」は、数えられる名詞(可算名詞)の反復を避けるために使う「もの」という意味の代名詞です。
単数名詞の代わりに「one」を使い、複数名詞の代わりに「ones」を使います。
会話や文章の中で、数えられる名詞の繰り返しを避けるために使うことがポイントになります。それでは、具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
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「one」の使い方
I have a bag, but I want a new one.
私はバッグを持っていますが、新しいものが欲しいです。
この例文では、「a new one」=「a new bag」という意味で使われています。何度も同じ言葉を言うとしつこい印象になってしまうので、単数の名詞「bag」の繰り返しを避けるために、代名詞「one」で置き換えているわけです。
その他にも、単数名詞の代わりに使える代名詞に「it(それ)」や「that(それ)」がありますが、この例文の「one」を「it」や「that」で置き換えることはできません。
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「one」は、ある範囲の中で不特定の1つを示す時に使います。この例文ではバッグという範囲の中の不特定の新しいバッグという意味で「one」が使われています。
一方、「it」や「that」は特定のものを示す時に使う代名詞です。会話の中で「it(それ)」や「that(それ)」と言えば、話し手と聞き手がその対象が分かる、特定できるものを示す時に使います。このように「one」と「it/that」では、使い方に違いがあるのです。
「ones」の使い方
I like blue shoes, but I also like red ones.
私は青い靴が好きですが、赤いものも好きです。
「ones」は、複数名詞の繰り返しを避けるために使う代名詞です。例文では複数名詞の「shoes」を繰り返し使うことを避けるために代名詞の「ones」が使われています。
補足ですが、「shoes」は右足の靴と左足の靴の2つがあるので、必ず複数形になります。
他にも複数形の代名詞に「those」がありますが、使い方に違いがあるので、この例文の「ones」を「those」で置き換えることはできません。
次では、代名詞「one(ones)」と「it」の違いを、会話の例文で確認していきましょう。
「one(ones)」と「it」の違い
Aさん:I lost my pen. I have to find it.
ペンを失くした。それを探さないといけない。
Bさん:Why don’t you buy a new one at that store?
あの店で新しいものを買えば?
Aさんは、「my pen(私のペン)」を失くしたと言っています。その後の文で「my pen」の繰り返しを避けるために「it(それ)」が使われています。つまり、この例文では「my pen」=「it」というわけです。
「it」は、私のペンのように特定された対象を示す時に使う代名詞です。一度言った特定のものを繰り返し言うとしつこいので、代わりに「it」で表しています。
ペンを失くしてしまったAさんに対して、Bさんは新しいペンを買ったらどうですか?と提案しています。
すでにAさんが失くしたものが「pen」であることが分かっているので、繰り返しを避けるために「pen」を「one」で置き換えています。この例文のように、いろいろなペンの種類がある中の不特定の1つを示す時に代名詞の「one」で置き換えることができます。
つまり、「特定」された私のペンは「it」で、「不特定」の新しいペンは「a new one」という違いがあるのです。
以前に代名詞の「that」と「it」の違いについて書いた記事があるので、合わせてご覧になると理解が深まります。
thatとitを日本語にすると「あれ」「それ」という似たような意味になりますが、英語ではそれぞれの使い方に違いがあるので、状況によって使い分ける必要があります。
まずは、「that」と「it」の違いについて簡単に確認した後に、具体的な使い分けを例文で確認してきましょう…
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