今回は、英語で「(仕事など)に向いている」という意味の言葉の「be cut out for~」の使い方を例文で解説していきます。
「be cut out for~」に使われている「cut out」は「切り取る」という意味の句動詞です。これがなぜ「向いている」という意味になるのでしょうか?まずは「be cut out for~」の意味から確認していきましょう。
「be cut out for~」の意味
「~に向いている,~に適している」
まずは「be cut out for~」を直訳すると、「~ために切り取られた」という意味になります。何かのために切り取られたということは、それにぴったり合った素材ということなので「~に向いている,~に適している」という意味になるわけです。
通常「cut out」という表現は、「cut A out(Aを切り取る,Aを取り除く)」という使い方をすることが多いです。この場合の「A」は「余分なもの,邪魔なもの」を表していることが多く、余分なものを取り除くという意味合いでよく使います。
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たとえば、しつこく嫌がらせをしてくる相手に「Cut it out!(やめてよ!)」というフレーズを使うことがあります。この場合の「it」は相手がやってくる「嫌がらせ」を指しているので、「嫌がらせ」という邪魔なものを取り除く意味合いで「Cut it out!」を使っています。
そして、「be cut out for~」は、「cut A out」を受動態にしたものです。切り取られるものを表す「A」が主語の位置に移動した受け身表現になります。
次では、「be cut out for~」の使い方を例文で確認していきましょう。
「be cut out for~」の使い方
She isn’t cut out for music.
彼女は音楽の素質がない。
この例文を直訳すると、彼女の素質は音楽のために切り取られていないという意味合いになります。つまり、彼女には音楽の素質がない、または音楽家に向いていないという意味になるわけです。
この例文の「be not cut out for~(~に向いていない)」ように、通例否定文で使われることが多いです。
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I’m not sociable, so I‘m not cut out for a sales job.
私は社交的ではないので、セールスの仕事に向いていません。
「be (not) cut out for~」は、生まれつきもっている素質や能力に対して仕事などが「向いている/向いていない」と言う時に使うことが多いです。この例文では、私は社交的な性格ではないという理由で、「be not cut out for~」を使ってセールスの仕事は「向いていない」と言っています。
補足ですが、「sociable」は「社交的な,愛嬌のある」という意味の形容詞です。少し難しい単語ですが、これを機会に覚えておきましょう。
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