今回は、「~が下手,苦手だ」という意味のイディオムの「be poor at~」の使い方について、例文で解説していきます。
「be poor at~」は、中学英語で学習した「be good at~(~が上手,得意だ)」と反対の意味の言葉です。他にも「be poor at~」と似たような意味の言葉に「be not good at~」や「be bad at~」などの表現がありますが、それらのニュアンスの違いについても紹介していきます。
「be poor at~」の意味を理解するためには、「poor」という単語の根本的な意味を知る必要があります。それでは、「be poor at~」の詳しい意味を確認していきましょう。
「be poor at~」の意味
「~が下手,苦手だ」
「be poor at~」の「poor」という単語は、「乏しい」という意味の形容詞です。「be poor at~」は、能力的に乏しいというニュアンスで「~が下手,苦手だ」という意味になります。
「poor」の根本的な意味は「乏しい」なので、経済的に乏しい場合は「貧しい,貧乏な」という意味になりますし、数量的に乏しい場合は「不十分な,貧弱な」という意味にもなります。
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「poor」の「貧乏な」という意味ばかりに捕らわれていると、たとえば「He has poor taste in clothes.(彼は服の趣味が悪い,服選びのセンスが乏しい)」このように和訳することが困難になるので注意しましょう。
それでは、「be poor at~」の使い方について例文で確認していきましょう。
「be poor at~」の使い方
I‘m poor at cooking.
私は料理が苦手です。
この例文は、料理をするための能力が乏しいというニュアンスで、料理が苦手ですと言っています。「be poor at~」の後ろには、具体的に何が苦手なのかを表す名詞または動名詞がくることが使い方の基本です。例文では動名詞の「cooking(料理をすること)」を使っています。「be poor at ~ing(~することが苦手)」このような形で使うことが多いです。
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「be poor at~」と同じような意味の「be not good at~」や「be bad at~」などの表現は、「not good」や「bad」といった言葉から「良くない,悪い」ということが容易に想像できますが、「be poor at~」の「poor」が「貧乏な」という意味だけに捕らわれていると「~が下手,苦手だ」という和訳ができないことがあります。例文のように「cooking」という食事に関する言葉が続くと、なおさら「貧乏な」と「料理」で間違った和訳になりかねない。
I‘m poor at math, but I’m very good at English.
私は数学が苦手ですが、英語はとても得意です。
この例文は、「be poor at~」を使って、私は数学が苦手ですと言っていますが、この部分を「be not good at~」や「be bad at~」を使って言い換えることができます。ただし、違う言葉を使っているので、それぞれに微妙なニュアンスの違いがあります。
「be not good at~」・・・「~が上手ではない,不得意だ」
「be poor at~」・・・「~が下手,苦手だ」
「be bad at~」・・・「~が下手,苦手だ,全然できない」
以上のようなニュアンスの違いがあります。「be bad at~」に関しては、下手で全然できないという意味合いで、他の言葉と比べて苦手の度合いが高いです。
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