今回は「as if + 仮定法」と「as though + 仮定法」の意味と使い方を例文で解説していきます。
これらの表現は同じような意味になりますが、それぞれの言葉がもつニュアンスに微妙な違いがあります。これらの違いを踏まえたうえで、「as if + 仮定法」と「as though + 仮定法」の使い方を確認していきましょう。
「as if + 仮定法」と「as though + 仮定法」のニュアンスの違い
「as if + 仮定法」・・・本当は違うけど「まるで~のように」
「as though + 仮定法」・・・本当にそうかもしれないけど「まるで~のように」
「as if + 仮定法」と「as though + 仮定法」は、どちも「まるで~のように」というニュアンスになります。それぞれの意味と使い方に大きな違いはないのですが、それぞれの言葉がもつ微妙なニュアンスに違いがあります。
「as if + 仮定法」は、本当は違うことが分かっていて「まるで~のように」という意味になります。たとえば、本当はこの場所はロンドンではないけれど、まるで霧の都ロンドンのようだという場合に使えます。
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一方、「as though + 仮定法」は、本当にそういうこともあるかもしれないけれど「まるで~のように」というニュアンスになります。たとえば、見た目だけでは彼が医者かどうか分からないけれど、まるで医者のような的確な処置を行ったという場合に使えます。
「as if + 仮定法」は「本当は違うことが分かっている」、「as though + 仮定法」は「分からないけど本当にそうかもしれない」というニュアンスの違いがあるのです。ただし、これらの違いはとても微妙なものなので、どちらを使っても間違いではありません。個人差はありますが、日常会話では「as though + 仮定法」よりも「as if + 仮定法」の方が使う頻度が高いように思えます。
それでは、「as if + 仮定法」と「as though + 仮定法」の使い方を例文で確認していきましょう。
「as if / as though + 仮定法」の使い方
I felt as if I were having a bad dream.
私はまるで悪い夢を見ているように感じました。
この例文は、「as if + 仮定法」を使って、まるで悪夢をみているような気分だったと表しています。本当は眠ってもいないし悪夢にうなされてもいないけれど、まるで悪い夢を見ているような嫌な気分だったという比喩的な表現になっています。
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使い方のポイントは、as ifの後に仮定法の文が使われているので、時制が過去の表現になるということです。例文では、be動詞が過去形のwereになっています。本来、仮定法の文のbe動詞は複数形のwereを使うことが決まりでしたが、最近ではwasを使う人が増えています。「I felt as if I was having a bad dream.」と言っても相手に通じます。
She spoke as though she knew everything.
彼女はまるですべてを知っているかのように話した。
この例文は、「as though + 仮定法」を使って、まるで全てのことをすでに知っているかのような口調で話したという内容になっています。彼女が本当にすべてを知っているかもしれないというニュアンスを含みながらも「まるで~のように」という意味でas thoughが使われています。
使い方のポイントは、as ifの使い方と同様に仮定法を伴うので、as though以降の文の時制が過去の表現になります。例文では動詞に過去形のknewが使われています。
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