今回は、「may well do」「may as well ~ as …」「may as well do」の意味と使い方について例文で解説していきます。
これらは、覚え方や考え方が似ている用法なので、セットで覚えておくと良いでしょう。
よく使われる単調な訳し方を丸覚えしていると、これらのフレーズが本来もっているニュアンスを見失いがちなので、助動詞mayと副詞wellがもっている意味合いや、as〜as構文がもっている意味合いなどをしっかり理解する必要があります。
「may well do」の意味と使い方
She may well think so.
彼女がそう思うのはもっともだ。
may well doは、「~するのは当然だ」「~するのはもっともだ」という意味になります。may wellの後には動詞の原形がくるのが使い方の基本です。
覚え方のポイントは、mayとwellの役割を1つ1つ分けて考えると分かりやすい。mayは、「~かもしれない」という気持ちを表す助動詞です。wellは「良く」という意味の副詞です。
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たとえば、She may think so.だけだったら、彼女はそう思うかもしれないし、そう思わないかもしれない。可能性としては50%程度だと思って良いでしょう。
しかし、例文では、may wellを使っているので、50%程度の可能性のmayを「良く」という意味のwellが強めているので、少し可能性が高まっている状態を表しています。100%まではいなくても70%、80%程度は、彼女がそう思うだろうという意味合いになります。
ですから、彼女がそう思うかどうかははっきりと分からないけど、彼女がそう思っても納得がいく、「彼女がそう思うのはもっともだ」という意味になるのです。
may well ~は、当然のことだと100%確信しているわけではないのです。7割8割はそうなんだろうと思う気持ちを表している使い方です。
「may as well ~ as …」の意味と使い方
You may as well leave as stay.
あなたは留まるより離れた方が良い。
「may as well A as B」は、「BするくらいならAした方が良い」という意味になります。AとBはどちらも動詞の原形になるのが使い方の基本です。
この構文の覚え方のポイントは、「as A as B」「Bと同じくらいAだ」という意味になるas〜as構文を参考にすると分かりやすい。
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例文では、leave(離れる)とstay(留まる)がas〜asで区切られているので、leave(離れる)こととstay(留まる)ことは同じくらいだが、well leaveとなっているので、どちらかといえばleave(離れる)方が良いと言っています。
つまり、「leave(離れる) ≧ stay(留まる)」のような関係になります。これはleave(離れる)することが絶対的に良いと言っているわけではありません。どちらも同じくらいですが、leave(離れる)方がマシだというニュアンスです。
「may as well do」の意味と使い方
You may as well leave.
あなたは離れた方が良い。
may as well doは、「~した方が良い」という意味にあります。may as wellの後には動詞の原形がくるのが使い方の基本です。
すでに、「may as well ~ as …」の意味と使い方を解説しているので、例文を見て分かると思いますが、「may as well do」は、「may as well ~ as …」の2つ目のas以降を省略した使い方です。
ですから、この例文は、あなたが離れても離れなくても同じくらいだが、どちらかと言えば離れた方がマシだと言っているのです。
つまり、may as well doのニュアンスも、絶対的に離れた方が良いと確信しているのではなく、離れた方がマシだろうという意味合いになります。
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