「shade」と「shadow」は、どちらも高校英語で学習する単語です。これらの意味はとても似ているので混同しがちですが、しっかり使い分ける必要があります。
これらの単語は、名詞の意味と動詞の意味がありますが、今回は名詞の意味を取り上げて、それぞれの違いについて解説していきます。
まずは、shadeとshadowの意味の違いを確認してから、その後に具体的な使い方を例文で紹介していきます。
「shade」と「shadow」の意味の違い
「shade」・・・「(光を遮る)日陰」
「shadow」・・・「(物体が作る)影」
簡単に言うと以上が、名詞の「shade」と「shadow」の意味の違いです。
さらに詳しい内容を次の写真を使って確認していきましょう。
shadeの写真は、木陰に椅子がある状態を写したものです。shadeは木陰のように、光が物体に遮られてできた暗がりのことを言います。「光を遮る」ということにフォーカスした言葉です。
また、光を遮るための物体そのものを指すこともあります。たとえば、日除けのことを言ったり、ランプの笠のことを「シェード」と言ったり、日光を遮るサングラスのことをshadesと言ったりします。
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shadowの写真は、人が自分の影を写したものです。shadowは、日光に照らされてできた人の影のように、光を遮ることででいる輪郭のはっきりとした影のことを言います。物体が作り「影」ということにフォーカスした言葉です。
また、何かの影のような存在や、影のように実態のないものなど、その他にもshadowには比喩的な意味が多くあります。
それでは、「shade」と「shadow」の具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
「shade」の使い方
We had lunch under the shade of tree.
私たちは木陰で昼食をとりました。
この例文では、「木陰」という意味で「the shade of tree」が使われていますが、「the shade」だけでも「日陰」という意味で使えます。
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Could you pull down the window shade?
ブラインドを下ろしてもらえませんか?
shadeには「日除け」という意味もあります。ブラインドのことを「window shade」または「sunshade」と表すことができます。
Lucy bought a nice pair of shades.
ルーシーはかっこいいサングラスを買った。
複数形のshadesを「サングラス」という意味で使うことがあります。この使い方は主にアメリカ英語で使われます。例文では、分かりやすく「pair of shades」と書きましたが、「shades」だけでもサングラスという意味で使うことができます。
shadeは、「日陰」という意味で使われる場合は、数えられない名詞(不可算名詞)なので、「× a shade」と表記することはできません。ただし、「ブラインド」や「サングラス」という意味で使われる場合は、数えられる名詞(可算名詞)なので複数形にすることができます。
「shadow」の使い方
We took a picture of our shadows.
私たちは自分の影を撮りました。
この例文は、すでにご覧になったshadowの写真に写っている状態を、そのまま英文にしたものです。「our shadows」のように複数形になることから、shadowが数えられる名詞だということに注目してください。
My cat follows me like a shadow.
猫が影のように私についてくる。
shadowは、数えられる名詞(可算名詞)なので「○ a shadow」や「○ shadows」と表記することができます。
shadeには例外もありますが、「shade(日陰)」が不可算名詞で、「shadow(影)」が可算名詞という違いがあります。
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