「be suited to」と「be suitable for」は、どちらも「〜に適している」と訳せることがあり、似ていると感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、この2つの表現には明確なニュアンスと使い方の違いがあります。本記事では、「be suited to」と「be suitable for」の意味と使い方を、分かりやすい例文で解説していきます。
「be suited to」と「be suitable for」の違い

be suited to… ・・・「〜に向いている」「〜に合っている」
人や物の性質・特性が何かにマッチしているときに使う。内面的な適性を表す表現。
be suitable for… ・・・「〜に適している」「〜にふさわしい」
ある目的や用途に対して適切かどうかを表すときに使う。外的な条件への適合を表す表現。
簡潔に言うと、以上の内容が「be suited to」と「be suitable for」の主な違いです。「be suited to」がその人や物の持つ性格・特性・資質が何かに「合っている」ことを表すのに対し、「be suitable for」はある目的や状況に対して「適切である」「ふさわしい」ことを表します。
また、文法的な違いとして、「suited」は動詞 suit の過去分詞で前置詞は to を取り、「suitable」は形容詞で前置詞は for を取ります。
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【ポイント】「内面的な適性」か「目的への適合」か
この2つの表現の違いが分かりにくいという方は、「仕事への適性」を例に考えてみましょう。
「内面的な適性」を表す → be suited to
He is well suited to this job.(彼はこの仕事に向いている。)
この文は、彼の性格や能力、資質がこの仕事に「合っている」ということを表しています。彼という人間の内面的な特性と仕事との相性の良さに焦点を当てた表現です。
「目的への適合」を表す → be suitable for
This room is suitable for meetings.(この部屋は会議に適している。)
こちらは、この部屋が「会議をする」という目的に対して適切な条件を満たしている、ということを表しています。部屋の広さや設備など、外的な条件が目的に合っているかどうかに焦点を当てています。
「be suited to」の使い方
「be suited to」は、人や物の本質的な性質が何かに「向いている」「マッチしている」ことを表すときに使います。特に、人の性格や能力について述べる場面で使われます。
She is perfectly suited to the role of team leader.
彼女はチームリーダーの役割にぴったり向いている。
His calm personality is well suited to working with children.
彼の穏やかな性格は、子供と接する仕事に向いている。
This climate is ideally suited to growing wine grapes.
この気候はワイン用のブドウ栽培に最適である。
これらの例文のように、「be suited to」は人や物が持つ特性と、それが活かされる場面との相性の良さを表現します。「well」「perfectly」「ideally」などの副詞と一緒に使われることもあります。
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「be suitable for」の使い方
「be suitable for」は、ある目的・用途・対象に対して「適切である」「ふさわしい」ことを表すときに使います。物の機能や条件が目的に合っているかどうかを述べる場面で幅広く使われます。
This movie is suitable for all ages.
この映画は全年齢に適している。
These shoes are not suitable for hiking.
この靴はハイキングには適していない。
Is this dress suitable for a formal party?
このドレスはフォーマルなパーティーにふさわしいですか?
例文からも分かるように、「be suitable for」は「〜の目的に適している」「〜の対象にふさわしい」という意味で、物や状況がある基準や条件を満たしているかどうかを判断するときに使われます。
まとめ
最後に、2つの表現の違いを整理しておきましょう。
【be suited to】
● 品詞:動詞 suit の過去分詞
● 前置詞:to
● 意味:〜に向いている
● ニュアンス:内面的な適性(性格・特性がマッチしている)
【be suitable for】
● 品詞:形容詞
● 前置詞:for
● 意味:〜に適している
● ニュアンス:目的への適合(条件・用途に合っている)
前置詞の使い分けは英語学習で重要なポイントです。「suited → to」「suitable → for」とセットで覚えておきましょう。また、両者のニュアンスの違いを理解しておくと、英作文や読解でも役立ちます。
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