「current」と「present」はどちらも日本語では「現在の」や「今の」と訳されることがありますが、使われる場面やニュアンスに違いがあります。特に「current」は、ニュースやビジネスシーンなどでよく見掛ける言葉で、大学入試でも必須単語になっているので、意味と使い方をしっかり覚えておきましょう。「current」と「present」は、形容詞と名詞の意味がありますが、形容詞の方がよく使われるので、ここでは「current」と「present」の形容詞の意味と使い方の違いについて解説していきます。
「current」と「present」の意味の違い
current・・・「現在の,現行の」
ニュースやトレンドなど進行中の出来事の現在を表す
present・・・「現在の,今の(瞬間や存在)」
現在の特定の瞬間や存在を強調する
簡潔に言うと、以上の内容が「current」と「present」の意味の違いになります。「current」は進行中のプロセスや、近い未来に変化する可能性があるものに対して使うことが多いです。
たとえば、ニュースやトレンドなど現在進行中の出来事を表す時に、近い未来に変化するかもしれないけど、現在のトレンドはこれですという意味で「the current fashion trend(現在のファッショントレンド)」このような使い方をします。
Sponsored Links
一方、「present」は、現在の特定の瞬間や存在を強調する言葉です。「current」は、ニュースやトレンドなど進行中の出来事の現在を表す言葉ですが、「present」は、今という特定の瞬間を強調する、あるいは今まさに存在するというニュアンスの違いがあります。
たとえば、「at the moment」は「今の時点で」という意味の言葉ですが、これに「present」を加えた「at the present moment」は、「現時点で」という特定の瞬間をもっと強調する表現になります。
それでは、「current」と「present」の具体的な使い方を、分かりやすい例文で確認してきましょう。
「current」と「present」の使い方の違い
The current population of Japan is about 126 million.
日本の現在の人口は約1億2600万人です。
「current」は、ニュースやトレンドなど現在進行中の出来事に対して使うことが多いです。日本の人口のように変化する可能性のあるものの現在を示す時に「current」を使います。
The current fashion trends are influenced by social media.
現在のファッショントレンドはソーシャルメディアの影響を受けています。
ファッショントレンドは、時代と共に変化するものなので、近い未来に違ったファッションが流行するかもしれないが、現在のトレンドはこれですと言いたい時に「current」を使います。
Sponsored Links
All members were present at the meeting this morning.
今朝の会議には全員が出席していました。
「present」は、現在の特定の瞬間や存在を強調する言葉です。この例文は「present」を使うことで、全員が会議に出席していて、会議室内に「存在している」ことを強調しています。「current」は、ニュースやトレンドなど流動的な出来事に対しての現在を表しますが、「present」は、今まさに存在しているという静的なニュアンスを持つという違いがあります。
At the present moment, we are concentrating on completing this project.
現時点では、私たちはこのプロジェクトの完了に集中しています。
この例文は、「At the moment(今の時点で)」に「present」を加えて「At the present moment」と言うことで、今という特定の瞬間を強調しています。ただし、「At the present moment」はよりフォーマルで強調した表現なので、日常的な会話では「At the moment」の方がよりカジュアルで自然な言い方になります。
Sponsored Links
おすすめの記事
insist(on/that)の意味と使い方!claimとの違いを例文で解説!
「have/had been ing」完了進行形の意味と使い方!「have+過去分詞」との違いや訳し方を例文で解説!
getとgainの違い!gain weightの意味と使い方を例文で解説!