「completely」と「perfectly」は、どちらも英語で「完全に」という意味になる言葉ですが、それぞれがもつニュアンスに微妙な違いがあります。そのため、会話の内容によっては使い方が異なるケースがあるのです。
今回は、「completely」と「perfectly」の違いと使い分けについて例文で解説していきます。まずは、それぞれの言葉の意味から確認していきましょう。
「completely」と「perfectly」の意味の違い
「completely」・・・「完全に」
いっぱいに満たすことを表す。
「perfectly」・・・「完全に」
欠点がないことを表す。
簡潔に言うと、以上の内容が「completely」と「perfectly」の意味の違いになります。「completely」の「plet」の部分は、ラテン語の「plere(満たす)」が語源になっています。ですから、「completely」は、必要なものが全部そろって完全に満たされているというニュアンスです。
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「perfectly」の「fact」の部分は、ラテン語の「facere(作る)」が語源になっています。ですから、「perfectly」は、欠点がないほど完璧に作られているというニュアンスです。
「completely」と「perfectly」は、「完全に」という意味の副詞として、どちらも使える場面が多いですが、状況によっては使い分ける必要があります。それでは、「completely」と「perfectly」の具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
「completely」と「perfectly」の使い方の違い
The restaurant is completely booked.
そのレストランは完全に予約が埋まっています。
この例文は、レストランを利用できる定員が決まっている中、その全ての席が完全に予約で満たされているという意味になるので、いっぱいに満たすことを表す「completely」を使っています。
この例文を「perfectly」を使って「× The restaurant is perfectly booked.」と言うことはできません。「perfectly」は完璧で欠点がないというニュアンスがある言葉なので、この例文の内容では使い方に違和感が生じます。
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因みに、この例文の内容であれば、副詞の「fully(完全に,十分に)」を使って「○ The restaurant is fully booked.(そのレストランは完全に予約が埋まっています。)」と言ってもほぼ同じ意味になります。
I was completely aware of it.
私はそれを完全に気付いていました。
I was perfectly aware of it.
私はそれを完全に気付いていました。
この2つの例文は、「completely」と「perfectly」の微妙なニュアンスの違いはありますが、どちらもほとんど同じ意味になります。この例文の内容では、気付くための要素が全て満たされているという「completely」と、落ち度がないほど完璧に気付いているという「perfectly」の言い方の違いはありますが、結局は同じような意味になります。
補足ですが、「be aware of~」は「~に気付いている」という意味の熟語です。「aware」は「気付いて」という意味の形容詞で、前置詞の「of」と一緒に使うことが多いです。「be aware of 名詞」の形で覚えておきましょう。
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