botherとdisturbの違い!意味と使い方を例文で解説!

「bother」と「disturb」は、どちらも「邪魔をする」という意味の動詞です。

これらはとても似た言葉で、それほど神経質に使い分ける必要はないのですが、この2つの言葉がもつニュアンスは少し違いがあります。

今回は、botherとdisturbの意味と使い方を例文で解説していきます。

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「bother」と「disturb」のニュアンスの違い

bother・・・意図的に「邪魔をする」時に使うことが多い
disturb・・・偶然的に「邪魔をする」時に使うことが多い

簡単に言えば、botherとdisturbには、以上のようなニュアンスの違いがあります。

botherは、相手に邪魔になってしまうことが分かっている状態で、「意図的に」邪魔をする時に使うことが多いです。たとえば、相手が忙しいと分かっているけど、今話しかけないといけない緊急の用事があるとします。そんな状況で「お邪魔をしてすみませんが…」と言いたい時に使います。

disturbは、「偶然的な」状態で予期せず相手の邪魔になってしまう時に使うことが多いです。たとえば、相手が眠っている時に、うっかり物音をたてて起こしてしまったとします。そんな状況で「お邪魔してすみません。」と言いたい時に使います。

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botherは「意図的に」邪魔をするという意味合いで使うことが多く、disturbは「偶然的に」邪魔をするという意味合いで使うことが多い傾向がありますが、どちらを使っても間違いではなりません。相手の邪魔をしてしまうという行為は、意図的か偶然的かはっきりしない場面がよくあります。

ただし、日常会話でどちらを多く使うかといえば、disturbよりもbotherの方を使う頻度が高いように思えます。また、botherは迷惑をかかけることが分かっていて意図的に邪魔をするニュアンスがあるので、分からずに偶然的に邪魔をするdisturbと比べると、botherの方が嫌な感じがします。

botherとdisturbはどちらも「邪魔をする」という意味です。ですから、どちらを使っても良いとはいえ、どのような場面でどんな使い方をするのか、さらに詳しく例文で確認していきましょう。

bother-disturb-違い-意味-使い方-例文-画像1

「bother」の使い方

Sorry to bother you, but could you tell me the way to the station?
 
お邪魔してすみませんが、駅までの道を教えてもらえないでしょうか?

この例文は、道に迷って駅までの道が分からなくなってしまった時に、近くで談話していた人たちに「お話し中、お邪魔してすみませんが…」と話しかけている場面です。

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この場合は、楽しく談話している人たちの会話をさえぎって邪魔をしてしまうことが分かっています。このように意図的に邪魔をする時にbotherを使うことが多いです。突然話しかけて道を聞くよりも、「Sorry to bother you, but~(お邪魔してすみませんが~)」と前置きフレーズを言ってから本題に入る方が、大人の対応と言えます。この前置きフレーズは決まり文句なので、そのまま丸ごと覚えておくと役に立ちと思います。

「disturb」の使い方

Sorry for disturbing you.
 
お邪魔してすみません。

I didn’t mean to disturb you.
 
邪魔をするつもりはなかった。

この例文では、disturbにingをつけた動名詞のdisturbingが使われています。disturbは偶然的に相手の邪魔になってしまう時に使うことが多いです。うっかり相手の邪魔になってしまった時に「お邪魔してすみません。」または「邪魔をするつもりはなかった。」という意味で、これらのフレーズを使うことができます。

bother-disturb-違い-意味-使い方-例文-画像2

たとえば、ホテルのドアノブに「Please do not disturb.(邪魔しないでください。)」このように書かれた札をつけることあります。この札は、自分がホテルの部屋で眠っている時や休んでいる時に、部屋を掃除するホテルの業務員(ハウスキーピング)が部屋の中に入って来ないようにするためのものです。

宿泊客が眠っているか分からずに、うっかり部屋に入ってきて睡眠の邪魔をしてしまうので、意図的ではなく偶然的に邪魔をするニュアンスのdisturbを使っています。スマホのマナーモードのことも「do not disturb」と言います。

disturbは、仕事中の会話や表記などに多く見られる傾向があります。一方、botherは日常会話で使うことが多いです。どちらを使っても間違いではありませんが、このような使い方の違いがあります。

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英単語を覚える時は、「読む」「書く」「話す」の3ステップを繰り返すことが大切です。1度覚えた英単語を忘れてしまった場合は、この3ステップを繰り返して、もう1度「思い出す」ことで脳に記憶が定着していきます。

たとえば、動詞の「recommend [rèkəménd](勧める)」を覚えたい場合は次の通りです。

1.「読む」
「recommend」の正しい発音を発音記号やGoogle翻訳の音声機能などを使って確認してから、声に出して「recommend」を読んでみる。

2.「書く」
「recommend」のスペルと意味を覚えるまで書く。

3.「話す」
具体的なシチュエーションを想定して、「recommend」を使った英文を作り、独り言でも良いので話してみる。

たとえば、友人の行きつけの飲食店に連れて行ってもらった時に、おすすすめのメニューを聞くというシチュエーションを想定して、「What do you recommend?(あなたのおすすめは何ですか?)」という英文を作って話してみる。

そして、動詞の「recommend [rèkəménd](勧める)」を名詞の「recommendation [rèkəməndéɪʃən](推奨)」に変えたら、どのような英文になるのかを考えてみる。答えは「What’s your recommendation?(あなたのおすすめは何ですか?)」になります。

これで、動詞の「recommend」と名詞の「recommendation」の2つの英単語が覚えられたと思います。

しかし、大抵は数日経てば忘れてしまうものです。そこで諦めないで、再び「読む」「書く」「話す」の3ステップを繰り返すことが大切です。忘れてしまった英単語を「思い出す」ことで脳に記憶が定着していきます。

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