「doubt」と「suspect」は、どちらも英語で「疑う」という意味をもつ動詞ですが、使い方は真逆と言っていいほど違います。
doubtは「~ではないと疑う」。suspectは「~であると疑う」。このように疑い方に違いがあるのです。
それでは、簡単な例文を使って「doubt」と「suspect」の違いと使い分けについて解説していきます。
「doubt」の意味と使い方
I doubted that Lupine stole the jewelry.
私はルパンが宝石を盗んだことを疑っていた。
doubtは、「~ではないと疑う」という意味で使われます。
例文の内容は、ルパンが宝石を盗んだと言われてるけど、「本当は宝石を盗んでいないのではないだろうか?」と疑っています。
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doubtは、「don’t think(思わない)」や「don’t believe(信じない)」などに置き換えると分かりやすい。
I didn’t think Lupine stole the jewelry.
(私はルパンが宝石を盗んだとは思わなかった。)
I didn’t believe Lupine stole the jewelry.
(私はルパンが宝石を盗んだとは信じなかった。)
よく「doubt ≒ don’t think」のように言われることが多いのですが、場合によっては「doubt ≒ don’t believe」の方が意味合いが近いと思います。doubtは、相手の言っていることに対して、「それは真実ではない」と疑う時に使います。
この例文ではthatが抜けていますが、会話表現ではthat節のthatを省略することが多い。
「I doubt it.(そうは思わない)」は、日常会話でよく使われるフレーズです。相手が言ってことに対して、「それはどうかな?」「違うんじゃないかな?」というニュアンスで答える時に使います。
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「suspect」の意味と使い方
I suspected that Lupine stole the jewelry.
私はルパンが宝石を盗んだと疑っていた。
suspectは、「~であると疑う」という意味で使われ動詞です。
suspectは動詞と名詞が同じ綴りの単語なので注意が必要です。アクセントを単語の後ろにつけて「səspékt」と発音すると動詞です。そして、アクセントを単語の前につけて「ˈsʌspekt」発音すると名詞になります。
例文の内容は、ルパンが宝石を盗んだのではないかと疑っているという意味になります。
suspectは、「think」に置き換えると分かりやすい。
I thought Lupine stole the jewelry.
(ルパンが宝石を盗んだと思った。)
doubtを使った例文は「ルパンが盗んでないと疑う」。一方、suspectを使った例文は「ルパンが盗んだと疑う」。同じ「疑う」という意味の単語でありながら、使い方は全く違います。
「~である」と疑っているという使い方なので、推理小説やドラマなどで探偵が事件に関与している人を疑っているという場面でよく使われます。
個人差はありますが、日常会話では、doubt「~ではないか?」と疑うことの方が多いと思います。suspect「~である」という疑い方は、探偵や刑事などで使うことが多いのではないでしょうか。
「I doubt it.(そうは思わない)」のように、日常会話でdoubtの方がよく使います。疑いがない場合は、「No doubt.(間違いないね)」のように、まったくその通りだよと相手に同調する使い方ができます。
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