「by way of~」は高校英語で学習する英熟語です。この言葉は「by way of~」の後ろに「場所を表す名詞」がくる場合と、「物事を表す名詞」がくる場合とで訳し方が異なりますが、「by way of~」の根本的な意味を把握していれば、どのような使い方でも対応できると思います。
「by way of~」の意味
「~を通って,~を経由して,~として」
「by way of~」は「~を通って,~を経由して,~として」という意味の英熟語です。この英熟語に使われているそれぞれの単語の意味を知ると理解しやすいので、1つひとつ確認していきましょう。
「by」は、対象に近接しているイメージがある言葉です。近くに寄るという意味合いから、「by」だけでも「~を通って,~を経由して」という意味で使うことができます。たとえば、「go by the highway(高速道路を通って行く)」このように使うことができます。
「way」は、今いる地点から目的地に移動するための「経路」を表す言葉です。
「of」は「~の」という意味で、後ろにくる名詞の所有を表す言葉です。
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これらのことを踏まえて「by way of~」の意味を考えると、「~の経路を通って」というニュアンスになります。
ですから、「by way of~」の後ろにくる名詞が場所を表す言葉であれば、その場所に寄ってから行くというニュアンスで、「~を通って,~を経由して」という意味になるのです。
また、「by way of~」の後ろにくる名詞が物事を表す言葉であれば、その物事を踏まえた上で話を進めるというニュアンスで、「~として」話を進めるという意味になります。
それでは、「by way of~」の具体的な使い方を簡単な例文で確認していきましょう。
「by way of~」の使い方
We went to London by way of Paris.
私たちはパリ経由でロンドンに行きました。
「by way of~」の後ろには、経由する場所や物事を表す名詞がくるのが使い方の基本です。
この例文では、「by way of~」の後に「Paris(パリ)」という場所を表す名詞が使われています。
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「We went to London」と「by way of Paris」で区切って考えると分かりやすいと思います。「We went to London(私たちはロンドンに行きました。)」どのように行ったかと言うと、「by way of Paris(パリを経由して)」行きましたという意味になります。
I said it by way of example.
私はその事を例として言いました。
この例文では、「by way of~」の後ろに「example(例)」という名詞が使われています。この例文を直訳すると「例を経由してその事を言いました」という意味になります。
つまり、「by way of example」は「例として」という訳し方ができるのです。このように「by way of~」は、場所を経由する時だけではなく、物事に対しての使い方もあります。
その他にも、「by way of introduction(自己紹介として,前置きとして)」をフォーマルな場面のメールの書き出しに使うことがあります。
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