動詞の「offer」は「提供する」という意味の言葉で、「offer 人 物」「offer 物 to 人」「offer to do」などの使い方をします。
今回は、「offer」の使い方を簡単な例文を使って解説しますが、その前に、「offer」の類語である「provide」との違いを分かっていると、「offer」の意味がより深く理解できると思います。
「offer」と「provide」の意味の違い
「offer(提供する,申し出る)」・・・提供しましょうかと申し出る。
(相手にとって必要ない場合は提供しない。)
「provide(提供する,供給する)」・・・必要なものを提供する。
(たとえ相手にとって必要ない場合でも、提供自体が無くなるわけではない。)
簡潔に言うと、以上の内容が「offer」と「provide」の意味の違いになります。それぞれの言葉の違いを、簡単な例文で確認していきましょう。
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My friend offered me a cup of coffee.
友人は私に一杯のコーヒーを差し出した。
「offer」は、提供しましょうかという申し出であり、相手に対しての提案です。ですから、相手がその申し出を断った場合は、提供しません。
この例文では、友人が私に「コーヒーどうぞ」と提供したという内容ですが、もしも、私が「コーヒーはいらない」と断った場合は、「offer」は単なる申し出にすぎないので、友人は私にコーヒーを提供しません。このような場面で「offer」を使います。
This cafe provides free wi-fi.
このカフェでは無料Wi-Fiを利用できます。
「provide」は、必要であるものをあらかじめ準備しておいて、常に提供しているというニュアンスになります。
この例文は、カフェで無料Wi-Fiを提供しているという内容です。たとえ相手にとって必要ない場合でも、無料Wi-Fiの提供自体が無くなるわけではありません。このような場面で「provide」を使います。
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「offer」の使い方
「offer 人 物」
例文①:He offered me a cup of coffee.
彼は私に一杯のコーヒーを差し出した。
「offer 物 to 人」
例文②:He offered a cup of coffee to me.
彼は私に一杯のコーヒーを差し出した。
例文①と例文②は、どちらも同じ意味になりますが、それぞれの語順が違います。
例文①は「offer 人 物」の語順になっています。「offer」の後に「人」を置く場合は「to」は必要ありません。
例文②は「offer 物 to 人」の語順になってます。この場合は、「offer 目的語 to (代)名詞」という形になります。
前置詞の「to」は方向性を表す「⇒矢印」のようなものです。例文②のように「offer」の後ろにくる目的語が「物」である場合は、その「物」を差し出す「人」に向かって「to」を使って方向性を示す必要があるわけです。
「offer to do」
He offered to help with our project.
彼は私たちのプロジェクトを手伝うことを申し出た。
この例文は、「offer」の後に不定詞が続き「offer to do」の形で使われいます。不定詞なので、「offer」の後には「to + 動詞の原形」になります。
「不定詞(to do)」と「動名詞(doing)」は、どちらも「~すること」と訳しますが、動詞に「offer」を使った場合は、必ず「不定詞(to do)」を使って「offer to do」の形で表現します。
「動名詞(doing)」を使って「× offer doing」とは表現できないので注意しましょう。
不定詞には未来志向があり、動名詞には過去志向があります。「offer」は、これから手伝いましょうか?と提案しているわけですから、提案した時点では、プロジェクトを手伝うことになるかどうかは未来のことになります。ですから、不定詞を使って「offer to do」というに使い方をします。
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