今回は、英語で「態度」を意味する名詞の「behavior」と「attitude」の使い方の違いを例文で解説していきます。
これらの言葉は、どちらも高校英語以上の水準の必須単語です。大学入試問題でもよく見かける名詞ですが、日常生活でも使う頻度が高い言葉なので、大人の学習者も「behavior」と「attitude」の違いをしっかり復習しておきましょう。
「behavior」と「attitude」の意味の違い
behavior・・・行動的な「態度」
主に「人」に対して使い、動作を伴う。(不可算名詞)
attitude・・・感情的な「態度」
「人」と「物事」に対して使い、動作を伴わない。(可算名詞)
簡単に言うと、以上の内容が「behavior」と「attitude」の意味の違いになります。「behavior」は行動を伴う言葉なので「ふるまい」という訳し方が適しています。主に「人」に対しての態度を表す言葉です。
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一方、「attitude」は、怒りや敬意など感情を伴う態度を表す言葉なので、「人」と「物事」の両方で使うことができるという違いがあります。それでは、「behavior」と「attitude」の使い方の違いを例文で確認していきましょう。
「behavior」と「attitude」の使い方の違い
例文①:His behavior gave her a bad impression.
彼のふるまいは彼女に悪い印象を与えた。
「behavior」は行動を伴う「態度」や「ふるまい」を意味する言葉です。例文①では、悪い印象を与える態度を「behavior」を使って表しています。この場合の「behavior」は、たとえば、電車や映画館など、公の場で大声で電話をしていたり、道端にゴミを捨てていたり、「behavior」は行動的な態度を表す時に使います。
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例文②:His attitude gave her a bad impression.
彼の態度は彼女に悪い印象を与えた。
「attitude」は感情を伴う「態度」や「姿勢」を意味する言葉です。例文②では、悪い印象を与える態度を「attitude」を使って表しています。この場合の「attitude」は、たとえば、相手の話を聞かずにムッとした態度で無視するなど、感情的な態度を表す時に使います。「attitude」の場合は動作を伴わないことが多く、気持ちを相手に示している状態です。
例文②では「attitude」を「人」に対して使っていますが、「attitude」は、気持ちが反映した「態度」を意味する言葉なので、「物事」に対しての「姿勢」や「心構え」としても使うことがあります。
例文③:I have a neutral attitude toward that opinion.
私はその意見に対して中立的な態度をとっています。
例文③では、「that opinion(その意見)」に対しての態度という意味で「attitude」が使われています。このように「attitude」は「物事」に対しても使うことができます。例文③の内容では、行動的な態度を表す「behavior」を使うことはできません。
また、「a neutral attitude(中立的な態度)」に冠詞の「a」が付いていることからも分かるように、「attitude」は数えられる名詞(可算名詞)です。一方は「ふるまい」を表す「behavior」は数えられない名詞(不可算名詞)という違いがあります。「ふるまい」とは、いくつかの動作が含まれている言葉なので数えられません。
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