「take it for granted that」の意味と使い方を例文で解説!

今回は、「take it for granted that S V」というかたちになる構文の意味と使い方を例文で解説していきます。

この構文に使われている「it(それ)」は仮目的語と言われるもので、それが示す詳しい内容をthat節以降で説明を加えていくという表現です。

まずは基本となる表現を、簡単な例文で確認していきましょう。

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「take ~ for granted」の意味と使い方

I took the fact for granted.
 
私はそれの事実を当然のことと思っていた。

「take ~ for granted」は、「~を当たり前だと思う」「~を当然だと思う」という意味になります。「take + 目的語 + for granted」このようなかたちになり、目的語の部分に名詞が入るのが基本です。この例文では、the fact(その事実)という名詞が目的語として間に入っています。

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当たり前だと思っていることを、もっと詳しく説明したい時には、目的語の部分を仮の目的語として「it」を置いて、「take it for granted that S V」というかたちになる表現もあります。この構文は、高校英語のテストでよく出題される表現です。

take-it-for-granted-that-意味-使い方-例文-画像1

「take it for granted that S V」の意味と使い方

I took it for granted that he knew the truth.
 
私は彼が当然その真実を知っていると思った。

「take it for granted that S V」は、「SがVするのを当然だと思う」という意味になります。英文の内容によっては、何かを当然だと思い込んでいるというニュアンスになります。この例文では、彼が真実を知っていると私は思い込んでいたという意味合いになります。

この構文は、初めに「it(それ)」が当たり前だと思うと言ってから、何が当たり前かと言うと、that以降の内容で詳しく説明を加えています。

つまり、この例文の場合は、「it(それ)」=「he knew the truth(彼が真実を知っていた)」という関係になります。

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このように言いたいことの目的語が長い文になってしまう場合は、仮の目的語の「it」を使って「それを当たり前だと思う」と先に言ってから、that以降の文で当たり前だと思う内容を伝えるという使い方をします。

that以降は、主語(S)+動詞(V)と続く文章になるので、「take it for granted that S V」というかたちになります。

次の例文では、この構文がもつニュアンスについて、もう少し詳しく解説していきます。

take-it-for-granted-that-意味-使い方-例文-画像2

I took it for granted that she would keep her promise.
 
私は彼女が当然約束を守ると思っていた。

「I took it for granted.」は、「私はそれを当然だと思っていた。」という意味になります。つまり、「I didn’t appreciate it.(私はそれを認識していなかった。)」という意味合いになります。

ただ、何かを当然だと思っていたのではなく、「思い込んでいた」「思い違いをしていた」というニュアンスになります。

この例文では、私は彼女が当然約束を守るものだと思っていたけど、約束を守らなかったという意味合いになります。

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