今回は、「more and more」の意味と使い方についてです。「比較級 and 比較級」は、「ますます~だ」「だんだん~だ」という意味で使われる英語独特のかたちです。
more以外の比較級を使った「比較級 and 比較級」や「The 比較級~, the 比較級…」の使い方も合わせて例文で確認していきましょう。
「more and more」の意味と使い方
More and more people are coming for sightseeing in this country.
ますます多くの人々がこの国の観光に来ています。
「more and more」は、「ますます(多くの)」という意味になります。この例文の「More and more people」は、「ますます多くの人々」という意味で使う定番フレーズなので、「More and more people」をひとつの塊として覚えておくと良いでしょう。ただし、日常会話で頻繁に使うようなフレーズではなく、ニュースや書物などに記載されるような表現です。高校英語のテスト問題で見かけることもあります。
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He will get angry more and more.
彼はますます怒るだろう。
この例文のように、more and moreを文末につけることもできます。「比較級 and 比較級」という表現は、日常会話の中でそれほど使う頻度が高いものではありませんが、会話表現では「比較級 and 比較級」を文末の位置に使うことが多い。「more and more」は日常会話でときどき聞くことがあります。
「比較級 and 比較級」の使い方
The wind was getting stronger and stronger.
風はますます強まっていった。
She will become more and more famous.
彼女はますます有名になるだろう。
この例文のように、「比較級 and 比較級」の表現は、more and more以外の比較級でも使えます。これらの例文でも、「比較級 and 比較級」の表現が文末の位置に使われています。
特に使い方で注意しておきたいのは、more famousのように「more + 形容詞」で表す比較級を使う時は、「more and more + 形容詞」というかたちになることです。「× more famous and more famous」は間違いなので気を付けてください。
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「The 比較級~, the 比較級…」の使い方
The more I look at this painting, the more interesting it becomes.
この絵画は見れば見るほど、ますます興味深い。
「The 比較級~, the 比較級…」というかたちで、「~すればするほど、ますます…」という意味になります。
この例文では、1つ目の比較級は「The more」ですが、2つ目の比較級は、「the more interesting」までが塊になっていることがポイントです。比較級の「more + 形容詞」のかたちになっています。
カンマ「,」で区切った2つの英文で構成されているので、The more I look at this painting(この絵画は見れば見るほど)という英文と、the more interesting it becomes(ますます興味深い)という英文で分けて訳すと分かりやすい。
以前に比較級と最上級の強調表現について書いた記事があるので、合わせてご覧ください。
今回は、英語の比較級と最上級の強調表現を解説していきます。比較級は「~よりももっと~」、最上級は「最も~だ」という意味で、どちらもすでに強い言い方ですが、「much」「very」「by far」などを使うことで、それをさらに強調することができます…
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