今回の記事では、「とても」や「非常に」という意味をもつsoとsuchの違いと使い分けについてです。
soとsuchは、強調する対象が複数形の場合、使い方の違いが分かりにくいことがあるので、その違いについても例文で解説していきます。
また、「so…that」と「such…that」構文の使い方も合わせて学習していきましょう。
soとsuchの違いと使い分け
This movie is so good.
この映画はとても良いです。
This is such a good movie.
これはとても良い映画です。
soとsuchは、どちらも似たような意味で「とても」や「非常に」といった意味で、後ろにくる言葉を強調するために使う単語ですが、使い方は全く違います。
soの使い方は、強調する対象となる後ろにくる言葉が、形容詞になります。
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一方、suchの場合は、後ろに名詞がきます。このような違いによって使い分けができます。
このようにsoとsuchには、一緒に使う言葉に違いがあるのです。
2つの例文は同じような内容のことを言っていますが、soとsuchが強調する後ろの言葉が違います。
例文では、soの後ろにはgood(良い)という形容詞がきています。suchの後ろにはa good movie(良い映画)という名詞のかたまりが置かれています。
「soの後ろは形容詞(副詞を使うこともある)」「suchの後ろは名詞(名詞のかたまり)」と覚えておくと自然な使い分けができます。
ただし、名詞が複数形の場合は、soとsuchの違いが分かりにくいことがあります。
She has such beautiful eyes.
彼女はとても美しい目をしている。
この例文は、suchの後ろにbeautifulがきているので形容詞を強調しているように思えますが、やはり「suchの後ろは名詞」です。
suchはbeautiful eyes(美しい目)という名詞のかたまりを強調しています。
eyesのように複数形になると、冠詞の「a/an」が不要になるので、soとsuchの違いが分かりにくいことがあるのです。
<例文>
This room is so nice.
(この部屋はとても素敵です。)
This is such a nice room.
(これはとても素敵な部屋です。)
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「so…that」「such…that」の違いと使い分け
This book was so difficult that I could not understand.
この本はとても難しかったので私は理解できませんでした。
This was such a difficult book that I could not understand.
これはとても難しい本だったので私は理解できませんでした。
中学英語でso…that構文を学習したと思いますが、soの代わりにsuchを使うsuch…that構文もあります。
すでに述べていますが、soとsuchの使い方には違いがあります。この使い方の違いを問う問題が出題されることがあります。
それでも「soの後ろは形容詞」「suchの後ろは名詞」というポイントさえ覚えておけば対応できます。
「so…that」「such…that」のthatは接続詞です。that以降の文章で後ろから説明を加えているだけなので、結局は「so…that」と「such…that」の違いは、soとsuchの使い方の違いだけなのです。
まずは例文のsoの使い方から確認すると、例文ではsoの後ろにdifficult(難しい)という形容詞が置かれています。
一方、例文のsuchの場合は、suchの後ろにa difficult book(難しい本)という名詞のかたまりが置かれています。
so…that構文やsuch…that構文として扱われることがありますが、口語体(日常会話)では接続詞のthatは省略されることが多いので、普段の会話では接続詞のthatは言いません。ですから、なおさらsoとsuchの使い方の違いを理解することがポイントになるのです。
「とても」や「非常に」など強調を表すsoとsuchは、「This is so cute.(これはすごく可愛い。)」「Such a hassle!(すごく面倒くさい!)」など、日常会話で使う頻度が高い単語です。受験勉強中の学生はもちろんですが、大人の学習者もsoとsuchの使い分けを理解しておくと役に立つのではないでしょうか。
<例文>
This book is so interesting that I will lend it to you.
(この本はとても面白いのであなたに貸してあげます。)
This is such a interesting book that I will lend it to you.
(この本はとても面白いのであなたに貸してあげます。)
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