今回は「sympathize with~」と「empathize with~」の意味と使い方の違いを例文で解説していきます。
「sympathize」と「empathize」は、どちらも相手の気持ちに対して「共感する」という意味の動詞ですが、それぞれの言葉が持つニュアンスに微妙な違いがあります。
まずは、「sympathize with~」と「empathize with~」の意味の違いから確認していきましょう。
「sympathize with~」と「empathize with~」の意味の違い
「sympathize with~」・・・「~に同情する,~に同感する」
相手への思いやりや悲しみを感じる。
「empathize with~」・・・「~に感情移入する,~に共感する」
相手の悲しい気持ちを自分のことのように感じる。
簡潔に言うと、以上の内容が「sympathize with~」と「empathize with~」の意味の違いになります。
「sympathize」は、悲しんでいる相手に対して、気の毒に思い「同情する」という意味で使ったり、相手の気持ちと自分の気持ちが共鳴するように「同感する」という意味で使う言葉です。
Sponsored Links
「empathize」は、相手の気持ちに感情移入するというニュアンスが強く、相手の悲しみがまるで自分のことのように共感できる時に使います。たとえば、自分も相手と同じような悲しい経験を以前にしたことがあるなど、他人事とは思えない気持ちを表すことができます。
「sympathize」は単に「同情する」と言っているの対して、「empathize」はより感情がこもった表現という違いがあります。
相手の悲しみに「同情する」という慰めの言葉は、とてもデリケートなものなので、自分の立場や、受け手の気持ちによって捉え方は異なります。「sympathize with~」を使って、単に「~に同情する」という気持ちを伝えた方が良い時もあれば、「empathize with~」を使って、感情を込めて「~に共感する」と言った方が良い時もあります。
それでは、「sympathize with~」と「empathize with~」の使い方の違いを例文で確認していきましょう。
「sympathize with~」と「empathize with~」の使い方の違い
I sympathize with you being sad about losing your boyfriend.
私はあなたが彼氏を失って悲しんでいることに同情します。
この例文は、彼氏を失って悲しんでいる相手に、「sympathize」を使って「同情する」気持ちを伝えているという内容です。
動詞の「sympathize」は、前置詞の「with」を伴うことが多いです。「with」は「~とともに」という意味で、同調を表す言葉なので、共感する気持ちを表す「sympathize」や「empathize」との相性が良い前置詞です。
Sponsored Links
前置詞の「with」の後ろには名詞または名詞相当語句(名詞と同じような働きをする語句)がくるのが使い方の基本です。「sympathize with 名詞」このような形になります。
I empathize with you being sad about losing your boyfriend.
私はあなたが彼氏を失って悲しんでいることに共感します。
この例文は、動詞に「empathize」を使っているので、「I(私)」が「you(あなた)」に対して深く感情移入した表現になります。
たとえば、「I(私)」が「you(あなた)」と同じように失恋した経験がある、または「I(私)」と「you(あなた)」が仲の良い友人関係で、「you(あなた)」の恋愛事情を「I(私)」よく知っているため、自分のことのように悲しんでいる気持ちが分かるという場合に「empathize」を使います。
このように「empathize」は相手に感情移入した言い方なので、相手との関係や過去の経験などの裏付けがない状況で使うと、違和感が生じる場合があるので気を付けましょう。
「empathize」の場合も、前置詞の「with」を伴い「empathize with 名詞」の形になるのが使い方の基本です。
PR:【30日間全額返金】ライザップがTOEICにコミット!ライザップイングリッシュ
Sponsored Links
おすすめの記事
perの意味と使い方!英語で「~につき,~あたり」を例文で解説!
eat outの意味と使い方!英語で「外食する」を例文で解説!
so farとfor nowの違い!英語で「今のところ」を意味する使い方を例文で解説!