「decide on 名詞」と「decide to do」は、どちらも動詞の「decide」を使っていますが、それぞれの使い方に違いがあります。
今回は、「decide on 名詞」と「decide to do」の意味と使い方の違いについて、例文で解説していきます。
「decide on 名詞」と「decide to do」の違い
「decide on 名詞」・・・decideが「自動詞」
「decide to do」・・・decideが「他動詞」
動詞の「decide」には「自動詞」と「他動詞」の両方の使い方があり、使われているdecideが「自動詞」なのか、「他動詞」なのかによって使い方に違いがあります。
「decide on 名詞」に使われているdecideは「自動詞」です。自動詞のdecideは「決める,決定する」という意味で、「~に」決めると言いたい時は、この「~に」を表す前置詞が必要です。そのため、「decide on~」で「~に決める」という意味になります。
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一方、「decide to do」に使われているdecideは「他動詞」です。他動詞のdecideは「~を決心する,~を決定する」という意味で、「~を」という意味が含まれているので、前置詞の「on」は必要ありません。
「decide to do」の「to do(~すること)」は名詞的用法の不定詞です。この場合の「to」は「~に」といった前置詞の意味はなく、名詞と同じような働きをする不定詞の「to do」で一塊になっています。分かりやすく言えば「decide 名詞」この形と同じような使い方になっています。
それでは、「decide on 名詞」と「decide to do」の使い方の違いを、例文で確認していきましょう。
「decide on 名詞」の使い方
I decided on the blue shirt instead of the white one.
私は白いシャツではなく青いシャツに決めました。
この例文で使われているdecideは前置詞を必要とする自動詞なので、「decide on」で使われています。前置詞の「on」の後には、名詞または名詞相当語句(名詞と同じような働きをする語句)がきます。例文では「the blue shirt(青いシャツ)」が使われています。
補足ですが、「instead of~」は「~の代わりに,~しないで」という意味になります。
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「decide to do」の使い方
She decided to go to the college.
彼女はその大学に行くことを決心しました。
この例文で使われているdecideは前置詞を必要としない他動詞です。他動詞の「decided(~を決心した)」と、名詞的用法の不定詞「to go(行くこと)」を組み合わせた「decide to do」という使い方になっています。
他動詞のdecideを使った例文を、自動詞のdecideに変えて「× She decided going to college.」という言い方はできません。「不定詞(to do)」はこれから行うことを表し、「動名詞(doing)」は過去に行ったことや現在行っていることを表すという違いがあります。
「decide」を使う場合は、決心した後に、これから何かを行うので、「不定詞(to do)」との相性が良いのです。例文のように、これらか大学に行くと言いたい時は、動名詞の「going」よりも、不定詞の「to go」を使った方が自然な表現になります。
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