toとforの使い分けは動詞に違いがある!前置詞の使い方を例文で解説!
前置詞のtoとforには、それぞれに相性の良い動詞があります。
toとforの違いは、動詞との組み合わせで使い分けることができます。
今回の記事では、前置詞toとforの違いと使い方について例文で解説していきます。
toとforの使い分け
前置詞としてのtoとforの意味はいくつかありますが、まずはそれぞれの感覚の違いについて簡単に解説していきます。
toの感覚
前置詞としてのtoは、後ろにくる言葉(名詞)に向かって、ただ受け流す「矢印⇒」の役割があります。
たくさんあるtoの意味を1つ1つ覚えていくのではなく、ただ目的に向かって受け流す「矢印⇒」なのだと感覚で覚えておくと広く応用が効くと思います。
toの矢印で指し示した目的に対して意思(動詞)が「必ず届く」ということが使い分けのポイントです。
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forの感覚
forの意味はたくさんありますが、主な使い方は「~ために」と「~間」の2つ意味で使われますが、ここでは「~ために」という意味の感覚を解説していきます。
forは、後ろにくる言葉(名詞)に向かっての気持ちを表している前置詞です。
主語が抱いている「~ために」という気持ちなので、必ずしも相手や目的に気持ちが届くわけではなく、時には「届かないこともある」ということが使い分けのポイントです。
ちなみに「~間」という意味の使い方は、for ten years「10年間」というように期間を表す使い方になります。
toとforの違いを例文で解説
toとforは前置詞なので、どちらも後ろにくる言葉(名詞)を指し示す単語ですが、それぞれの意味や感覚は違います。
「A to B」AはBに向かう(必ず届く)
「A for B」AはBに向かう(気持ち/届かないこともある)
toは目的に対して必ず届く、forは目的に対しての気持ちはあるが届かないこともあるということが、それぞれの使い分けのポイントです。
She gave the cake to him.
彼女はケーキを彼に渡した。
gaveはgiveの過去形で「渡した」という意味になります。
例文では、彼女が彼にケーキを渡すことが目的で、その目的が確実に達成しているので、前置詞はtoを使います。
渡すという意味のgiveは、前置詞toと相性の良い動詞になります。
giveは、必ず相手に届かないと動作が成り立たないのでtoを使います。
前置詞のtoは後にくる言葉に、ただ受け流すだけの「矢印⇒」で、それほど深い意味もなく難しく考える必要がない。
ただし、ポイントとなるのが、向かっている目的に対して確実に届くということです。
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She bought the cake for him.
彼女は彼のためにケーキを買った。
boughtはbuyの過去形で「買った」という意味になります。
例文では、彼女は彼のためにケーキを買ったけど、必ずしも彼がケーキを受け取ってくれるか分からない。
ただ、彼のためにケーキを買ってあげたいという気持ちが表したforなのです。
ケーキを買ったけど、彼は受け取ってくれないかもしれない。
このように相手に対して気持ちはあるけど、届くかどうかは分からない時に「~ために」という意味の前置詞forを使います。
買うという意味のbuyは、前置詞forと相性の良い動詞です。
buyは、相手にケーキが届かなくても買うという動作が成り立つのでforを使います。
toとforの使い分けは動詞に違いがある
前置詞のtoとforには、それぞれ相性の良い動詞の組み合わせあるので、合わせて覚えておくと分かりやすい。
toと相性の良い動詞
send(送る)
speak(話す)
teach(教える)
sell(売る)
explain(説明する)
give(与える) など
She sent the gift to her grandson.
彼女は孫にプレゼントを送った。
送るという意味のsendは、孫にプレゼントが届かないと動作が成り立たないので、必ず届くtoを使います。
forと相性の良い動詞
make(作る)
cook(料理する)
get(得る)
find(見つける)
buy(買う) など
She made an omelette for him.
彼女は彼のためにオムレツを作った。
作るという意味のmakeは、彼がオムレツを食べなくても、作るという動作は成り立つのでforを使います。
toとforの使い分けは動詞に違いがある!前置詞の使い方を例文で解説!
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