「adapt」と「adopt」は、高校英語で学習する動詞です。これらは非常に似た単語ですが、意味と使い方に違いがあります。
まずは、「adapt」と「adopt」の意味の違いや、覚え方のポイントなどを確認していきましょう。
「adapt」と「adopt」の意味の違い
「adapt」・・・「~を適応させる」(目的に合うように変える)
「adopt」・・・「~を採用する,~を養子にする」(変えずにそのまま取り入れる)
「adapt」と「adopt」の覚え方のポイントは、言葉の成り立ちを比べてみると分かりやすいです。
adaptに含まれる「apt」は「適切な,ふさわしい」という意味の形容詞です。ですから、adaptには、適切な形に変えるというニュアンスがあります。何かを目的に合った形に変えて適応させるという意味合いになります。
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adoptに含まれる「opt」は「選ぶ,決める」という意味の動詞です。ですから、adoptには、選んで自分のものにするというニュアンスがあります。「選ぶ」という意味がフォーカスされた言葉なので、何も変えずにそのまま選んで採用するという意味になります。
また、adoptには「~を養子にする」という意味もあります。この場合も「選ぶ,決める」という意味合いから考えると覚えやすいと思います。
目的に合うように変えて適用させる「adapt」と、変えずにそのまま採用する「adopt」、このような違いがあるのです。
それでは、「adapt」と「adopt」の具体的な使い方を例文で確認していきましょう。
「adapt」の使い方
I will adapt this story for children.
私はこの物語を子供向けに変えます。
adaptには、他動詞と自動詞の両方の意味があり、この例文は他動詞のadaptです。他動詞の場合は前置詞無しでadaptのすぐ後ろに適応させる対象の名詞または名詞相当語句(名詞と同じ働きをする語句)がきます。
この例文を直訳すると、私は子供たちのために、この物語を適応させますという内容になります。つまり、物語の内容を子供向けになるように改作するという意味になるのです。
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I quickly adapted to the new school.
私はすぐに新しい学校に適応しました。
この例文で使われているadaptは自動詞です。自動詞の場合は前置詞を伴うことが特徴です。
「adapt to~」で「~に適応する」という意味になります。前置詞のtoの後には適応する対象を表す名詞または名詞相当語句がくるのが基本です。この例文では、適応する対象がthe new school(新しい学校)になっています。
例文のように「adapt to 名詞」の形で使うことが多いので、この形も覚えておきましょう。
「adopt」の使い方
We will adopt your plan.
私たちはあなたの計画を採用します。
adoptには他動詞しかありません。他動詞の場合は、adoptの後ろに前置詞無しで、採用する対象の名詞または名詞相当語句がきます。この例文では、your plan(あなたの計画)がadoptの後ろに前置詞無しで置かれています。
Mr. and Mrs. Smith decided to adopt a child.
スミス夫妻は養子をとることにしました。
adoptには「~を養子にする」という意味もあります。この例文では「adopt a child」で「子供を養子にする」という意味で使われています。
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