「because of~」「due to~」「thanks to~」は、どれも理由を説明する時に使う言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いがあります。
それが良い理由なのか、それとも悪い理由なのか。カジュアルな場面なのか、フォーマルな場面なのかで使い分ける必要があるのです。
今回の記事では、「because of~」「due to~」「thanks to~」の意味と使い方を例文で解説していきます。
「because of~」の意味と使い方
I can’t go fishing today because of the rain.
今日は雨のせいで釣りに行けません。
because of~は、「~のせいで」「~のために」という意味になります。
because ofの後には、必ず名詞がくるの基本です。例文では、because of の後にthe rain(雨)という名詞が置かれています。
becauseは、「なぜなら~」という意味で使われる接続語ですが、because ofになると「~のせいで」「~のために」といった理由を説明する使い方ができます。
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because of~は、「~のせいで」という意味のネガティブな使い方でも、「~のために」という意味のポジティブな使い方でも、両方使うことができます。
ただし、thanks to~「~のおかげで」という使い方があるからなのか、テストではその反対の意味でbecause of~「~のせいで」というネガティブな理由を説明する例文で出題されることが多い。
「thanks to~」の意味と使い方
Thanks to your advice, I could succeed.
あなたのアドバイスのおかげで、私は成功することができました。
thanks to~は、「~おかげで」という意味なので、ポジティブな理由を説明する時に使います。感謝の意味が込められているので、ネガティブな理由の場合は使いません。
「because of~」と「thanks to~」の使い分けは、次のような違いに注意してください。
because of~「~のせいで」「~のために」・・・良い理由と悪い理由の両方で使う。
thanks to~「~おかげで」・・・良い理由の時だけに使う。
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「because of~」と「due to~」の違い
The train is delayed because of the snow.
電車は雪のため遅れています。
The train is delayed due to the snow.
電車は雪のため遅れています。
「because of~」と「due to~」は、どちらも「~のために」という意味で理由を説明する時に使われますが、それぞれの使い方のニュアンスに違いがあります。
because of~は口語的な表現で、due to~と比べるとくだけた表現になります。
一方、due to~はフォーマルな表現で、because of~と比べるとお堅い言い方になります。
例文では、The train is delayed because of the snow.の場合は、友人同士が「雪で電車が遅れているんだって」と会話している感じのくだけた表現です。
The train is delayed due to the snow.の場合は、学校の先生が生徒に「電車は雪のため遅れています。」帰りは注意してくださいと堅い口調で伝える感じだったり、またはニュースで報道する時のようなフォーマルな英語表現になります。
「because of~」・・・友人など親しい相手に使う口語的な表現。
「due to~」・・・フォーマルな場面で使うお堅い表現。
「because of~」と「due to~」には、このような違いがあるので、使い方に注意してください。
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