今回は「Not until~, …」の意味と使い方を例文で解説していきます。「Not until」を文頭に置くと、いわゆる倒置の表現になります。倒置表現があるということは、当然ですが、その元となる通常の表現もあります。
通常表現の「not… until~」と、倒置表現の「Not until~, …」の例文の違いを比較しながら、それぞれの意味と使い方を確認していきましょう。
倒置表現「Not until~, …」の意味
「~して初めて…」「~してやっと…」
以上が、「Not until~, …」の意味になります。notは「~ない」という否定の意味をもつ副詞です。untilは「~まで」という意味の接続詞です。本来、通常の英文では「not… until~」のようにそれぞれの単語は離れた位置にありますが、倒置表現になった場合に「Not until」を文頭に使います。
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倒置表現の「Not until~, …」は、通常の表現との違いを確認しながら、それぞれの使い方を学習すると理解しやすいです。まずは通常表現から例文で確認していきましょう。
通常表現「not… until~」の使い方
I didn’t realize I forgot my smartphone on the train until I got home.
私は家に着くまで、電車にスマホを忘れたことに気付かなかった。
この例文で使われているuntilは接続詞です。接続詞は2つの文を繋ぐ役割があるので、例文ではuntilを挟んだ前後の文を繋ぐ働きをしています。
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「I didn’t realize I forgot my smartphone on the train(私は電車にスマホを忘れたことに気付かなかった)」という英文と、「I got home(私は家に着いた)」という2つの英文の間に、接続詞のuntilが入って、文と文と繋いでいる構造になっています。とても長い英文ですが、結局は「文 + until + 文」このように単純な構造になっています。
通常表現の語順を踏まえた上で、次では、倒置表現の「Not until~, …」の使い方を同じ内容の例文で確認していきましょう。
倒置表現「Not until~, …」の使い方
Not until I got home, did I realize I forgot my smartphone on the train.
私は家に着いて初めて、電車にスマートフォンを忘れたことに気付いた。
<通常表現と倒置表現の違い>
1.「~して初めて…」「~してやっと…」強調した和訳になっている。
2.文頭に「Not until」を置く。
3.2つの文の位置が逆になり、「,」カンマで区切られている。
4.「did I」位置が逆になる。
以上の4つポイントが通常表現と「Not until~, …」を使った倒置表現の違いです。1つひとつ解説してきます。
まず倒置表現は、通常表現と比べて意味が強調された表現になるという特徴があります。通常表現の例文では、「家に着くまで」気付かなかったという和訳でしたが、倒置表現では「家に着いて初めて」気付いたという強調された和訳になっています。
次に倒置表現では、「Not until」が文頭に使われていることです。それによって、untilを挟んだ前後の2つの文の位置が逆になります。また、2つの文の境目が分かりにくいので「,」カンマで区切られています。
そして、特に見落としがちなのが、「did I」位置が逆になるという点です。通常表現の例文では、「I didn’t realize~ until…」このような語順でしたが、倒置表現の例文では、「Not until…, did I realize~」このように「did I」の位置が逆になっています。
「not… until~」から「Not until~, …」は、英語表現のなかでも倒置表現になりやすいです。日本語でも「家に着いてやっと気付いたんだよ。電車にスマホ忘れたことにね。」このように自然に倒置表現で会話していることがあります。英語でも通常表現と倒置表現の使い方はセット覚えておきましょう。
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